2012 Fiscal Year Research-status Report
看護学生のコミュニケーション能力を高めるコーチング学習プログラムと評価方法の開発
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23593206
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Research Institution | Kobe Tokiwa University |
Principal Investigator |
井上 清美 神戸常盤大学, 保健科学部, 准教授 (20511934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 美千江 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (50218369)
川島 美保 高知大学, 医歯学系, 講師 (90380328)
高田 和子 独立行政法人国立健康・栄養研究所, その他部局等, その他 (80202951)
森谷 満 北海道医療大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50550357)
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Keywords | コーチング学習 / コミュニケーション能力 / 看護学生 / 評価方法 |
Research Abstract |
本研究は,看護基礎教育課程学生を対象にして、対人関係スキルであるコミュニケーション能力を高めるため、コーチング技法の有効性に着目したものであり、コーチング技法を習得し実践できる共同研究者らが、看護学生に特化したコーチングを活用した標準的学習プログラムの作成とその学習効果を測定する方法を、探索的に見つけ出していくことを目的としている。 研究は、平成23年度~25年度の3年計画であり、1年目で、基本的なコーチング技法を活用した学習プログラムを作成し、学生対象に実践すること。2年目には、1年目の結果をもとに、コミュニケーション能力向上を意図した修正コーチング学習プログラムを作成し、その有用性や限界を検討すること。3年目には、学習プログラムの完成版をもとに、看護学生に必要なコミュニケーション能力を測定するための独自の評価指標を作成し、公表することとしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度、研究の1年目において、着手していたパイロットスタディの分析から、学習効果を検討した。評価方法については、既存の評価指標では、測定に制約や限界があることや、独自の評価指標作成の必要性を認識した。 平成24年度には、看護学生に身につけさせたいコミュニケーション能力の検討を、実施したFGIから分析し、結果を評価指標原案の作成に役立てること、パイロットスタディで使用した学習プログラムの改善の視点が抽出できた。修正学習プログラムの作成に向けて、その有用性や限界を研究会議で検討した。コーチング学習後に実施したFGI調査結果を学会発表した。しかし、当初の予定では本調査(コーチング学習プログラム修正版)の実施を平成24年度後半としていたが、平成25年度前半で実施することとなった。これは、共同研究者が、修正コーチング学習プログラムに講師として参加することの準備や研究倫理審査の追加などを行うことに時間を要するためである。 また、最終年度では、修正学習プログラムの実施の後、広く活用してもらうための教材を作成し、公表する予定としている。(学習プログラムの完成・教材化) 上記のとおり、現在のところ、研究申請書に記した研究計画は、本調査の実施が少し遅れて研究進度が詰まり気味ではあるものの、おおむね順調に進行していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間平成23年度~平成25年度のうち、25年度(本年度)は、最終年度であり、以下の4点について、計画している。 1)身につけさせたい看護学生のコミュニケーション能力に特化した評価方法の検討を行う。 2)コーチング学習プログラム(修正版)を実施する。 3)学習プログラム(修正版)によるコーチング学習とその効果測定を実施する。当初の予定では本調査を平成24年度後半としていたが、25年度前半で実施することとなった。4)3)の結果から看護学生のコミュニケーション能力を高めることつながる学習プログラム(完成版)の作成とその効果的な活用及び評価方法を検討し、その成果を公表する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1.評価指標原案(質問紙の形式を予定)を作成するプロセスとして、複数のFGI調査を導入するための費用、データ入力にかかる雇用者賃金などに使用する予定である。 2.コーチング学習プログラム(完成版)作成に必要な消耗品を購入する予定である。 3.活用可能な資源(人的資源を含む)と教育方法の検討のための専門家を加えた研究会議の開催費用として、助言者への謝金、旅費、会場費に使用する予定である。また、共同研究者が専門的知識を得るための研修会の参加費、旅費に使用する予定である。 4.成果公表方法の一つとして、教材化した資料を作成する予定である。 5.成果発表のための学会参加費および旅費に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)