2013 Fiscal Year Research-status Report
結核患者の治療継続を支援する教育ツールとプログラムの開発に関する研究
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23593248
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
秋原 志穂 大阪市立大学, 看護学研究科, 教授 (30337042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 一美 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80415504)
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Keywords | 結核 / 患者教育 / 教育ツール / DVD |
Research Abstract |
平成25年度は、本研究の第一の研究目的であった、結核入院患者用の視聴覚教材(DVD)を作成した。DVDは3部構成とし、初日、2日目、3日目と3日間で結核患者が結核という病気を理解し、治療アドヒアランスを高めることができるように作成した。初日は入院の目的、結核感染、治療の概要、服薬手帳など、基本的事項の概要、2日目はそれらの具体的事項、医療費の公費負担について、3日目は入院中の生活習慣、療養上の注意についての内容となっている。DVDを用いた場合の4週間の教育プログラムを作成し、現在、介入研究を1施設において実施している。介入の効果は1週目、2週目、3週目、5週目、退院後に患者に対して自記式の質問紙票にて測定し、看護師からの評価から行っている。今年度は介入研究に参加する対象者数が十分でないため研究の継続が必要である。また。作成したDVDに関しても中間評価を行ったうえで全国の結核病棟に配布する予定である。現在、DVDだけの評価も行っているため、H26年度中に配布できる予定である。以上のことから1年間の研究期間の延期を行うこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
DVD作成に時間を要した。患者教育用の教材は、直接患者への影響が大きく、臨床的にも配慮を要する。今回、介入を行う施設とともに、教材と臨床現場での状況をマッチさせるために様々な検討を行ったため時間がかかった。現在、DVDは完成し、介入研究を行っているが、結核患者の特徴から、研究対象者数がなかなか集まらず、少しずつ対象者数を増やしているため、研究期間の延長が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、介入研究を実施しているので、今年度前半にはデータ収集を終了できる見込みである。その間にDVDの中間評価を行い、全国の結核病棟にDVDを配布する。その後、最終的な研究のまとめと成果発表を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
DVD制作に予定より時間を要したため、全体的に研究計画が遅れている。今年度は介入研究に参加する対象者数が十分でないため、研究を継続する必要がある。また。DVDに関しても中間評価をしたうえで全国の結核病棟に配布する予定である。現在、DVDだけの評価も行っているため、H26年度に配布できる予定である。以上のことから1年間の研究期間の延期を行うこととした。 H26年度は、介入研究の継続と、研究成果物(DVD)の全国結核病棟への配布、研究成果のまとめと発表を行う予定である。
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Research Products
(4 results)