2014 Fiscal Year Annual Research Report
本邦における小児褥瘡の発症現況と病態の解明、および褥瘡予防寝具の開発
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23593288
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
高野 邦夫 山梨大学, 総合研究部, 講師 (80125773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 眞里子 山梨大学, 総合研究部, 教授 (60289915)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 小児褥瘡予防寝具 |
Outline of Annual Research Achievements |
新生児褥瘡予防の寝具の開発をすすめ、開発製品に対する、その有用性と安全性に関しての臨床的評価を進めた。我々が開発した、新生児褥瘡予防の寝具を、広く本邦において、新生児および新生児外科の関連施設において、使用状況、その有用性と安全性に関しての商品の評価を行った。幾つかの問題点を改良して、小児褥瘡予防寝具としての安全性、小児褥瘡予防効果、使用による問題点を評価し、小児褥瘡予防寝具として完成し、安全に使用可能であり、その効果も確認できた。その結果を日本褥瘡学会で発表し、さらに横浜でのth World Union Wound Healing Societies で発表し、新生児褥瘡予防寝具として、高い評価をうけることができた。今後、本邦において、広く用いられていく小児褥瘡予防寝具用品として使用されるべき小児褥瘡予防寝具であることから、Baby Mattress`として、販売が認可され、広く本邦での販売が開始された。広くその有効性と安全性が認められている。さらに、本邦の医療用新生児ベッドメーカーの寝具として、組み入れられるとともに、Baby Mattressを使用した、新生児医療用器具が、広くアジアならびにロシア、ヨーロッパでも使用可能な状況となってきた。我々が長年研究開発しいてきた、小児褥瘡予防寝具が当初の予測を超えた商品として完成してきたことより、科学研究費により、研究を推進させていただき、その目的を果たすことができたと考えている。
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Research Products
(4 results)