2012 Fiscal Year Research-status Report
母親退院から産後6か月間における母乳育児継続要因-母親の視点からみた検討-
Project/Area Number |
23593296
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤本 紗央里 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 講師 (90372698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横尾 京子 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (80230639)
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Keywords | 母乳育児 / 継続要因 |
Research Abstract |
平成24年度は、母親退院から産後6か月までの母乳育児の具体的、かつ詳細な現状を明らかにするために、面接調査を実施するための準備を行った。その具体的内容は、研究計画の修正、倫理審査手続きに向けての準備である。 文献検討により抽出された、促進要因である育児休暇期間と未就業、および阻害要因である職場復帰の有無・時期・復帰後の勤務時間を踏まえて、研究参加者を専業主婦10名程度、および有職者の母親10名程度とし、リクルート方法の再検討、および調整を行った。 また、文献検討の結果、母親の自己効力感を高めることが産後1か月までの母乳育児の継続には必要であることが明らかにされた。そこで、産後6か月までの母親の自己効力感と母乳育児継続の阻害および促進要因との関連についても探索するために、面接内容として母親の自己効力感について追加することとした。なお、自己効力感の項目については、母乳育児自己効力感スケール(14項目)、Breastfeeding personal efficacy beliefs inventory(5因子)を参考に作成した。 今後、本面接調査の結果を質問紙作成のための基礎資料とし、郵送法による半構成型質問紙調査を全国の産科施設、保健センター、認可保育所において実施し、退院から産後6か月までの母乳育児継続の要因(促進・阻害)を明らかにすることとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
面接調査において、研究参加者のリクルート方法の再検討および調整に時間を要したため、当初の予定に比べて研究の進行が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
面接調査を実施し、退院から産後6か月までの母乳育児の具体的、かつ詳細な現状を明らかにする。半構造化面接を月齢6か月以上の子どもを持つ専業主婦10名程度、および有職者の母親10名程度に実施する。結果をMIDWIFERYに投稿する。 面接調査結果をもとに、母乳育児継続の要因を明らかにするための質問紙を作成し、郵送法による半構成型質問紙調査を実施する。対象は産科施設(全国の産科施設約500施設を想定)において1か月健診を受診した母親各施設10名、保健センター(全国市町村約1500自治体を想定)において乳幼児健康診査・健康相談、予防接種を受診した母親各施設10名、認可保育所(全国約500施設を想定)において、生後6か月以内の子どもを預けている母親各施設5名とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
面接調査:消耗品としてデータ整理と保存のためのUSB接続フラッシュメモリー、ファイルを購入する。国内旅費として、面接協力者旅費とする。謝金として面接協力者への謝金、研究補助者への謝金、成果発表のための翻訳費とする。 質問紙調査:設備備品として、母乳育児支援に関する最新の知識を把握するために、関連書籍を購入する。消耗品として、データ整理と保存のためのUSB接続フラッシュメモリー、ファイル、質問紙のための用紙やトナーを購入する。謝金として専門家への賃金とする。その他として、質問紙調査のための印刷費、通信費、データ入力作業費とする。
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