2011 Fiscal Year Research-status Report
現職助産師の業務実態を背景とした看護系大学による卒後研修教育プランの開発
Project/Area Number |
23593302
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
山内 まゆみ 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (00322917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 幸子 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (50301990)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 国際情報交流 |
Research Abstract |
研究期間は3年であり、研究目的は量的研究手法を用いて、現職助産師の業務実態を国際助産師連盟(ICM)の「基本的助産業務に必須な能力」を基に明らかにし、最終年度には看護系大学が支援できる卒後研修プランの開発である。そこで平成23年度(初年度)の研究計画は、すでに前記したICMによる項目を基に助産学生の学修到達度自己評価票(114項目)が研究代表者(山内)によって作成してあるため、それを素案として、年度内に現職助産師に活用できる「新評価票」へ改編することであった。7月までに研究代表者が追加項目を検討し、その後研究代表者、研究協力者にメールによる意見交換を実施した。2月は研究代表者を含む3者で検討会を2回もち、3月に現職助産師用「新評価票」を作成した。平成24年度は調査開始となるため、調査票送付先の抽出作業も同時に現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度末に「新評価票」の作成に至ったため、概ね予定どおりに計画を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度6月までに調査依頼施設の選定を終了し、7,8月に調査依頼および承諾業務を終える予定。9月~10月は承諾の得られた施設に調査票を改めて配布し、12月までに調査票を回収できるように計画を推進する予定である。1~3月にデータの分析を行い、現職助産師の業務実態で能力の高い箇所、能力の低い箇所を得点の高低から決定する。3月までに能力の低い箇所の傾向を研究分担者、研究協力者と検討し特徴を把握する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度研究費使用計画 入金額 ・平成23年度からの繰越金73万円a)+平成24年度配布予定金180万=253万 a):平成23年度末まで、調査用紙の作成にかかったため、調査用紙の印刷は平成24年度に実施するよう計画を一部変更して研究を進めている。したがって印刷費予算、および統計ソフトSPSSの購入費であった合計73万円相当は24年度に繰り越し、引き続き平成24年度に使用することとする。支出予定額 合計253万・調査票の印刷費、郵送用の封筒購入費、調査施設への依頼のための通信費(はがき代、切手代):74万、・調査協力粗品費、調査協力承諾済み施設への調査票の郵送費:150万、・データ入力費(外部委託):21万、・研究補助員2名×8日間の人件費:8万
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