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2011 Fiscal Year Research-status Report

医療格差是正へのアプローチ:アジア系外国人女性のリプロダクティブヘルスからの考察

Research Project

Project/Area Number 23593315
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

嶋澤 恭子  神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (90381920)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 幅崎 麻紀子  山形大学, 学内共同利用施設等, 助教 (00401430)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords在日アジア女性 / リプロダクティブヘルス / 医療格差
Research Abstract

本研究は、アジア系在日外国人女性のリプロダクティブヘルスに焦点を当て、女性たちの受療行動の実践を明らかにするとともに、その選択実践を決定づける要因を明らかにするものである。初年度となるH23年度は、国内における在日外国人女性向けの政策や保健サービスの現状について、当該研究者、医療通訳者やNPOなどから聞き取り、地方自治体での文献資料などからも情報収集および意見交換を行った。 現在、医療施設において医療通訳を雇用しているところは極僅かであり、またあっても、主要言語の通訳に限定されており、ネパール語やタイ語の医療通訳はほとんど見当たらない。よって、受療者の知り合いやコミュニティリーダーという自助努力によって、アジア女性は受診している状況が伺えた。そのような中、医療通訳の人材育成とシステム化に向けて、2009年に医療通訳士協議会が設立されたことで、今後の動向に注目を要する。 研究計画として、在日外国人女性、特にネパール、タイの女性が多数居住する地域での調査を行うため、調査地の選定にかかわる情報収集、関連団体のミーティングやなどに参加をし、調査のための環境整備を行いつつあるが、これは次年度も引き続き実施し調査の準備を行う。 出身国(ネパール、タイ)の国外在住女性への医療サービスや政策についての現状について、現地調査が未実施のため、来年度に関係機関と調整のうえ実施できるよう計画したいと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度に行う予定であったネパール、タイへ、出身国の国外在住女性に対する政策やサービスについての調査が、年度内にできず遅れている。相手国の関係機関との調整が不十分であったこと、出張機関が確保できなかったことなどが理由としてあげっれる。次年度には実施できるよう環境整備中である。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、引き続き、国内のアジア女性が多く居住するコミュニティ調査地の選定にかかわる情報収集、関連団体のミーティングやなどに参加をし、調査のための環境整備を行い、実際に医療行動調査を終了するまでを目標とする。また、女性の出身国(ネパール、タイ)における国外在住女性への保健政策についての把握も、現地関連機関と調整のうえ実施し、国内調査を行う際の参考データとする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

国内における在日ネパール・タイ女性において、質問紙法を用いての医療受診状況や医療行動状況について調査を進める。研究費はそのための研究会、調査費、研究協力謝礼などに充てる。女性の出身国(ネパール、タイ)における国外在住女性への保健政策についての把握にかかる交通費および謝礼に充てる。

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Published: 2013-07-10  

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