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2013 Fiscal Year Research-status Report

マタニティサイクルにある女性の認知機能の変化とその影響要因

Research Project

Project/Area Number 23593339
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

増田 美恵子  順天堂大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70289916)

Keywords妊婦 / 褥婦 / 記憶 / 注意 / 縦断調査
Research Abstract

本研究の目的は、妊娠期から産褥期にかけての女性の認知機能、特に記憶や注意の変化とその関連要因を明らかにすることである。認知機能は個人差が大きいため、今回は妊娠期から産褥期までの認知機能と関連要因を縦断的に調査することとした。
平成23年度に認知機能のテストバッテリーを準備し、平成24年度より、日本語を母国語とするローリスクの妊婦を対象として、記憶と注意のテストおよびエジンバラ産後うつ病調査票(EPDS)や睡眠時間などを含む関連要因の調査を行なった。
各対象者に対して、妊娠初期、妊娠中期、妊娠末期、産褥早期、産褥1ヶ月の各時期に視覚性記憶、言語性記憶、注意・集中力のテストを縦断的に行ったところ、各時期の妊婦・褥婦と年齢の近い一般健常者との差は認められなかった。また、妊娠初期をベースラインとして、妊娠中期、妊娠末期、産褥早期、産褥1ヶ月での変化をみたところ、視覚性記憶、言語性記憶、注意・集中力のいずれにも、妊娠期から産褥期での明らかな低下はみられないことから、妊娠中および産後の認知機能の明らかな低下はみられないことが分かった。
今回、客観的なデータとして、出産前後に記憶や注意の明らかな低下はみられないことを示したことで、マタニティサイクルにある女性の記憶や注意に関する不安の緩和に役立てることができると考えられる。ただ、まだ調査のデータ数が少ないことから、引き続き調査を行い、認知機能と関連する要因についても分析を行い、関連要因を明らかにする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成24年度から調査を開始したが、予定よりもデータ数が不足し、分析が遅れていることから、現在までの達成度は遅れていると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度、25年度は、記憶の調査ということで、研究対象者からの承諾が得られないことが多い上に、承諾が得られても途中で縦断調査が不可能となるケースが多く、当初の予定よりもデータ数が不足したが、次年度は引き続き調査を進め、データ数を増やした上で、分析を行う予定である。また、関連要因についても分析を進める予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度は、縦断調査のデータ収集を終了し、データ分析を行う予定であったが、研究対象者の承諾が得られにくく、データ数が不足し、データ分析が進まなかったため、未使用額が生じた。
次年度は、データ数を増やすととに、データ分析を進めることとし、未使用額は調査および分析に関する経費に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 妊娠期から産褥期までの女性の記憶と注意の変化2013

    • Author(s)
      増田美恵子、高島えり子
    • Organizer
      日本母性衛生学会
    • Place of Presentation
      大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
    • Year and Date
      20131004-20131005

URL: 

Published: 2015-05-28  

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