2012 Fiscal Year Research-status Report
すべての看護職が使える子ども虐待予防活動のためのアセスメント指標の開発と効果判定
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23593346
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Research Institution | Yokkaichi Nursing and Medical Care University |
Principal Investigator |
鈴木 敦子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (50196789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 美佐子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (10258882)
橋爪 永子 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (60290194)
牛之濱 久代 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (70347649)
大平 肇子 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (20259386)
栗原 喜代子 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (10583784)
日比 千恵 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (60508331)
飯田 加寿子 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (40403399)
楢木野 裕美 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90285320)
上野 昌江 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70264827)
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Keywords | 子ども虐待 / 包括的アセスメント / 事例検討会 / 母子支援 |
Research Abstract |
平成24年度は、以下の3つの点に関して実施した。1.看護職者の子ども虐待に対する認識の実態調査および事例検討会結果の分析とアセスメント指標の課題抽出 アセスメント指標の課題として以下のことが抽出された。①子ども虐待支援に関しては、被虐待児だけでなく母子ともに支援する必要性を認識し、虐待予防の重要性を含めた視点で捉えているが、虐待の具体的な特徴やその予防については認識が低く特にネグレクトに関する認識が低い、②外見の不自然さに対する認識は高いが、アタッチメント形成と不妊治療後の出産に関する認識が低い、③子ども虐待のケア経験の有無により、情報収集やアセスメントに関する視点の広がりに差がある、④把握した情報の関連付けや重要性に関する認識に差がある、⑤所属する機関の虐待予防システムへの認知に差がある。2.優れた看護実践者の聴き取り調査 母子支援を実践している看護職者を対象とし、子ども虐待事例検討会に参加している保健師およびO県内の保健所・保健センターと産科・小児科病棟を有する医療機関の看護職に研究協力を依頼し、9名の参加者を得た。方法は半構成的面接法とし、30~60分程度の面接を実施した。面接内容は参加者の同意を得てICレコーダーに録音し、その他必要事項はメモを取った。現在、収集した録音データを逐語録に起こし、結果を分析している。3.子ども虐待の事例検討会 平成23年度に引き続き事例検討会を開催した。事例検討会は11回行い、虐待に関する事例を検討し支援の方法を探った。事例はプライバシー保護のため、検討課題の本質を曲げない範囲で情報を変更し、参加者には守秘義務の徹底を依頼した。参加者は看護職、保育士、養護教員、福祉職であり、事例検討会を通して、相互の役割を知り、連携・チームワークのあり方の理解を深めた。各回の検討内容から、子ども虐待のアセスメントに関する課題を抽出し分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
子ども虐待予防と適切な母子支援を実施するための包括的アセスメント指標の開発に向け、平成24年度は看護職者の子ども虐待に関する認識の実態に関する質問紙調査結果を分析して看護職者の子ども虐待に対する認識と、子ども虐待のアセスメントに関する課題を明らかにできた。また、子ども虐待の事例検討会の結果をまとめて分析し、その内容からインタビューガイドを作成し、面接調査で優れた母子支援の内容の聴き取りを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度に実施した面接調査結果を分析し、アセスメント指標として必要な内容を抽出する。次いで、質問紙調査および事例検討会の結果分析から抽出したアセスメント指標の課題を踏まえ、全ての看護職者が使用できるアセスメント指標を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度に実施した面接調査と事例検討会実施にかかる費用を少額支出で実施できたことから、当該助成金が生じた。次年度は、この助成金も含め以下の項目について使用を計画している。 ①面接調査を実施するための費用:研究協力者への謝金、データ整理のための人件費、旅費、記録用機材購入にかかる経費 ②事例検討会実施のための費用:資料印刷代、用紙代 ③研究報告書作成のための費用:製本、郵送費
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Research Products
(6 results)