2011 Fiscal Year Research-status Report
青年期の性の健康と権利を支えるコミュニティ機能に関する研究
Project/Area Number |
23593356
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
富岡 美佳 山陽学園大学, 看護学部, 准教授 (30441398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 裕子 山陽学園大学, 看護学部, 准教授 (80583252)
中塚 幹也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990)
梅崎 みどり 山陽学園大学, 看護学部, 助手 (80554245)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 性教育 |
Research Abstract |
本研究では、青年期の性の健康と権利を支えるコミュニティのあり方と、アプローチの方法を明確にすることである。青年期の性の健康と権利を支えるコミュニティを、これまでの、青年期における仲間の研究、学校における性教育の蓄積、家族機能に関する研究などを検討し、身近な世代間の交流による共同体の形成、学校の性の健康と権利に関する教育力の整備、家庭や地域のネットワークの構築の3つの要素で構成した。本年度は、各研究チームを作り、文献検討、先行研究のまとめを行った。身近な世代間の交流による共同体の形成に対しては、大学生のピア講習会前後の気持ちの変化を分析した。また、学校における性の健康と権利に関する教育力の育成については、性に関する教育が効果的に行われている学校の体制を把握する調査を行う目的で調査票を現在作成している。加えて、教育者が受けた講座がどのように伝達されていくかを知る目的で、講座の準備と調査票の準備が出来ており、7月より実施する。また、養育者の学びを深め課題を明確にする目的で、現在養育者への調査の準備を行っている。各プロセスの評価研究を積み重ね、最終的にプログラムの構築を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献の検討、調査準備に時間を要した。各研究者専門的な知識をまとめて構成をすることに時間がかかったが、その点が今後活用できる。成果の報告は出来ていないが、まとめができているので今後報告をしていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
大学生のピア育成に関する調査と養成講座の計画、学校現場の性教育の状況に関する調査と研修会の計画。保護者へ向けた調査と必要とされる情報の発進を行うための冊子の作成などを計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査に関わる費用が多く必要である。また学生・教員に向けた講座の開催費用とその効果を評価する費用が必要である。これらの目的を達成する研究費を使用する計画である。また、データ入力、調査の補助などに人件費使用する計画をたてている。
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