2014 Fiscal Year Annual Research Report
青年期の性の健康と権利を支えるコミュニティ機能に関する研究
Project/Area Number |
23593356
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
富岡 美佳 山陽学園大学, 看護学部, 教授 (30441398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 裕子 山陽学園大学, 看護学部, 教授 (80583252)
中塚 幹也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990)
梅崎 みどり 山陽学園大学, 看護学部, 講師 (80554245)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | コミュニティ機能 / 規範意識 / メディアリテラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
A地方の高校1、2年生の男女3499名を対象に質問紙調査を実施した。2243名(有効回答率64.1%)を分析対象とした罪悪感については、対人に関する得点が男子34.23±6.92、女子36.45±7.05、規則に関する得点が男子26.16±6.98、女子26.89±6.91であった。本研究では規則に関する得点は高く、対人に関する得点は低い結果であった。SNS利用については、データに欠損値のない2243名(有効回答率64.1%)のうち、SNSを利用しているのは2095名(93.4%)であった。SNSの種類は、LINEが93.3%、Face bookが19.2%、Twitterが65.5%であった。SNS利用について、自分の日常生活の様子を書き込むことについて「悪いと思う」は129名(5.8%)、自身の写真を公開する事を「悪いと思う」396名(17.7%)、友人の了解を得ずに友人の写真を公開する事を「悪いと思う」1233名(55.6%)、友達の悪口を書き込むことを「悪いと思う」496名(97.5%)、SNSで知り合った人と直接会うことを「悪いと思う」912名(40.7%)であった。交際相手の携帯電話の内容を読むことを「悪いと思う」1122名(50.0%)、交際相手とキスをすることを「良いと思う」937名(41.8%)現在の年齢で交際相手と性的接触をすることを「良いと思う」337名(15.0%)であった。保護者のコミュニティ機能の現状を明らかにすることを目的としてA地方の高校に在学する1、2年生の保護者1887名に質問紙調査を実施した。内容は社会活動、社会規範意識などとした。欠損値のない509名(有効回答率27.0%)のうち、近所づきあいの程度では、「日常的に立ち話をする程度のつきあいはしている」は49.5%であり、地域での活動では、「ある程度は行われていると思う」が77.4%であった。日常生活上の問題や、心配事については「経済的な不安」が53.4%で最も多く、次いで「家族の健康や世話」が45.6%であった。
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Research Products
(10 results)