2012 Fiscal Year Research-status Report
地域保健分野で活動するNPOのアセスメント指標の開発
Project/Area Number |
23593377
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
重松 由佳子(有馬由佳子) 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90320390)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳩野 洋子 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20260268)
前野 有佳里 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20432908)
藤野 成美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70289601)
木村 一絵 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30432909)
|
Keywords | 保健師 / 地域組織 / パートナーシップ / 尺度開発 / 組織活動 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度行った地域組織に関わった経験を持つのインタビューから、地域組織の活動推進に向けた保健師の関わりの技術を分析し、その結果を第5回国際地域看護学術集会(ICCHNR 英国)にて発表を行った。NPO関わりの自治体保健師の技術は、【地域の保健活動の各組織の役割の明確化】【肯定的な関係作り】【NPO活動への直接的な協力】【自治体が一貫した取り組みを行う為の体制作り】の4つのカテゴリーを抽出した。 また、地域組織と関わる保健師のパートナーシップ構築活動評定尺度の項目の検討を行い、作成した尺度の信頼性妥当性を検証することを目的に全国の1742市町村に各2部づつアンケート調査票を配布した。 パートナーシップ活動評定尺度の項目原案を、保健師10名のインタビューの分析、保健師と地域組織との関わりと自治体と地域組織との関わりに関する文献検討及び研究者間の協議により作成した。次に、専門家調査として、保健師のパートナーシップや地域組織活動の研究をしている大学教員及び地域組織活動を行っている経験10年以上の保健師12名に郵送法による質問紙調査を行い、内容の妥当性を検討しパートナーシップ構築活動評定尺度案30項目を作成した。 全国市町村への調査は、保健師リーダーに、地域組織との関わりのある保健師に渡してもらうように依頼し、調査票の回収は個別に返送してもらうことにした。調査は、研究責任者の所属大学の倫理審査委員会の承認を得て実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、地域保健に関わるNPOのアセスメント指標の開発を行っている。今年度は、そのアセスメントを行う保健師側からの活動の尺度の開発をおこなった。 本年度の予定として、①尺度項目原案の作成、②専門家調査の実施、③本調査の実施、④学会発表を予定していた。でありその計画を実施できたため、おおむね順調に進展している。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度は、昨年行った保健師の地域組織とのパートナーシップ尺度開発の成果発表と、地域組織(NPO)側からみた保健師とのパートナーシップ活動の調査を行う。 ①保健師の地域組織とのパートナーシップ尺度開発の成果発表(英語論文投稿) ②地域組織(NPO)活動及び地域組織活動に関して研究を行っている研究者に、専門家調査を行う。 ③地域組織と保健師の活動に関するプレ調査及び本調査を行う。 ④成果を国内外の学会にて発表する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
①専門家調査旅費 ②郵送調査通信費 ③学会誌発表翻訳費 ④研究成果発表日 ⑤その他(会議・通信・調査印刷費)
|
Research Products
(1 results)