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2012 Fiscal Year Research-status Report

中高年者の健康増進の運動行動に対する自己効力および結果期待の尺度開発

Research Project

Project/Area Number 23593384
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

高瀬 佳苗  福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20455009)

Keywords国内連携研究
Research Abstract

この研究は, 平成23年度から平成27年度にかけて, 中高年者の健康増進運動の持続を予測する自己効力および結果期待の尺度を開発することである。
平成23年度は, 国内外の健康増進運動, 自己効力および結果期待に関する研究論文の
システマティック・レビューを行い, 自己効力と結果期待の概念の構成を検討したが, 概念分析の結果を得るまでには至らなかった。
そこで, 本年度は, 研究連携者と概念分析に関する研究会を重ねながら自己効力と結果期待の概念構成を明確にし, 運動に対するこの2つの期待の尺度項目原案を作成した。
その尺度原案では, 自己効力が自分にはある運動をすることができるとする自信をさし, 結果期待は運動することによって生じる結果に対する予期をさす。また, 自己効力の尺度項目は10項目から成り, その回答形式には「非常に自信がある」に5の数字, 「全然自信がない」に1の数字を割り当てた。かつまた, 結果期待の尺度項目は21項目から構成され,「すごくそう思う」に5の数字, 「全然そう思わない」に1の数字を割り当てた。
現在, 上記尺度項目原案から尺度の原項目を作成する調査研究の進行中で, 地域住民を対象に調査票を配布しており, 郵送法により調査票の返送を受ける過程にある。本年度のこの調査によって, 尺度項目が統計的に有意なものであるか否かの検討を行うことができ,平成25年度の尺度項目を決定する本調査の準備が整う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

東日本大震災後より災害支援活動の一環として, 被災者および被災支援者への地域看護活動(被災者のためのサロン等)を行っており, そのことが研究遂行に影響を与えているが, 昨年度に比べると僅かになり, 平成24年度研究計画の予定にほぼ沿ったものとなっている。しかし, 当初, 平成24年度は, 尺度の原項目を作成する調査研究まで終了している予定であるが, 現在その調査の実施中であることを鑑み, 研究目的の達成度としては「おおむね順調に進展している」と評価した。

Strategy for Future Research Activity

本研究課題では, 本年度の尺度項目原案の作成によって, 次年度の尺度の原項目から使用可能な尺度項目抽出のための本調査の準備が整うことになる。また, 次年度は, 自己効力と結果期待の尺度開発の研究全体の中核となる研究を行い, 約2000人を対象に最終の尺度項目を抽出する質問紙調査を実施する。この本調査の方法としては, 郵送法を用い, より多くの対象から回答を得る必要があり, 質問紙の回収率を高めるための工夫を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度の研究費は, 約2000人を対象に郵送法による質問紙調査を行うため, 2000人分の質問紙(1セット9枚)と依頼文の印刷, 往復枚数の封筒代, 往復の切手代などの支出にあてる予定である。

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Published: 2014-07-24  

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