2012 Fiscal Year Research-status Report
住民参画による持続的な活動評価の質を担保するアセスメント・アシュアランスの構築
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23593392
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 佳栄子 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (30584867)
桂 敏樹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00194796)
春木 香苗(臼井香苗) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50432315)
松浦 光和 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (00149783)
奥津 文子 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10314270)
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Keywords | 地域組織活動 / 活動の評価 / ヘルスプロモーション |
Research Abstract |
わが国の住民参画活動は、自治会や町内会などの地縁型グループやNPO、行政育成型の健康推進員など多様である。その活動の継続性と質が問われると考える。超高齢社会に住民と協働した健康増進と予防が求められる時代において、住民自ら地域活動を推進していくための活動の質を担保する評価と保証に関する方法の構築が必要である。 本研究は、住民参画による活動の質を担保するための評価方法を開発し検証することを目的としている。活動の評価方法を構築することは、その活動の効果を根拠づけ活動のさらなる持続を促すとことにつながると考える。 平成23年度に引き続き、平成24年度も複数の地域住民活動参加者を対象に、活動内容および活動の評価の実態、活動実践の問題点等についてヒアリングを継続し、評価尺度試作版を検討した。また、本調査のための住民リーダーになる調査対象者の獲得のために、複数の住民組織活動のリーダーとの接触をはかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成23年度の住民組織リーダーへの情報収集をもとに、企画評価計画ワークシートについて検討した。さらに、評価尺度作成にあたり、項目を挙げて検討していった。調査対象者が報告書を作成する担当者であるため、1つの組織に数名の対象者のみであり、尺度作成のための地域住民活動のリーダーである調査対象の獲得に時間を要している。歴史ある地域組織を対象に交流を重ねながら、対象者の獲得に努めており、尺度の本調査の実施が予定よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、地域住民の視点を含む活動の質を保証する方法について、企画評価計画ワークシートを洗練させ、評価尺度を用いた調査を実施する予定である。また、報告書を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査費(アンケート用紙印刷、郵送費)及びデータ入力のための謝礼として使用する予定である。また、報告書作成にあたり、会議事及び調査時の交通費の計上をする。物品購入は必要なソフトウエア及び文具に使用する。
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