2011 Fiscal Year Research-status Report
働く人々のバーンアウトと循環器疾患リスクに関する縦断研究
Project/Area Number |
23593416
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
北岡 和代 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (60326080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
中川 秀昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | バーンアウト / 循環器疾患リスク / 縦断研究 |
Research Abstract |
<研究の目的> 平成18年度~平成19年度科学研究費補助金により、働く人々のバーンアウトと動脈硬化性疾患のリスク要因との因果関係を検討した。その研究においては3つの研究の限界があったため、本研究においてこれらの限界を超えてさらに追求していくため計画した。目的1:バーンアウトが循環器疾患のリスク要因であるか、両者の因果関係を追跡する。目的2:対象を増やし、職種の異なる職業人において、女性の職業人において、バーンアウトと循環器疾患との因果関係を見る。目的3:追跡期間を10年間と見込んでいるが、まずは4年間の追跡を行い、因果関係を見る。<研究実施計画と実績の概要> 平成20年度~平成22年度科学研究費補助金により、某企業においてバーンアウト予防のための介入研究を行った。そのため、すでに平成20年度にメンタルヘルス調査を行い、ベースラインにおけるデータの一部の収集を終了している。但し、身体的データの獲得は未着手の状態である。そのため、ベースラインに必要な全データを収集・整理の年とした。 以下、実績の概要である:・対象企業との環境調整:対象企業に赴き、引き続き当該研究ができるように、協力体制を築いた。・ベースラインの全データの収集:対象企業から、ベースラインに必要なデータを収集した。・英国へ海外出張:17th International Network for Psychiatric Nursing Research (NPNR) Conferenceにおいて、バーンアウト研究発表を行った。・ベースラインの全データの整理:対象企業から収集したベースライン時データの整理を行った。・メンタルヘルス調査の計画立案:次年度のメンタルヘルス調査に関する計画を立案し、準備中である。・その他、調査に用いる予定の測定尺度等の検討を並行して行った。・研究の成果の一部を、複数の学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要において報告したように、当該年度における研究実施計画にあるとおり、ほぼ達成することができた。但し、当該年度に行う予定であった研究倫理審査を次年度に持ち越したため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、メンタルヘルス調査を実施し、研究の目的1~3に沿ったデータ解析の年の予定である。対象企業の都合により、調査の実施時期に多少の変更が生じる可能性はあるものの、研究実施計画通り推進できる見込みである。 なお、当該研究の成果の一部を、国際学会のInternational Network for Psychiatric Nursing Research (NPNR) Conference、International Conference with the Global Network of WHOや国内学会の日本精神保健看護学会等において発表する予定を研究実施計画に加えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費の使用計画は予定通りであるが、上述した研究実施計画の追加により生じる国内旅費・外国旅費は、研究代表者の消耗品費、人件費、その他を調整して確保する予定である。
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Research Products
(4 results)