2012 Fiscal Year Research-status Report
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23593418
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
高橋 佐和子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (80584987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木田 美香子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (50303558)
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Keywords | 大学生 / 薬物乱用防止教育 |
Research Abstract |
平成24年度までに実施を計画していた全国の大学および大学生へのアンケート調査を、計画通り実施した。全国の500近い大学と約2000人の大学生から回答を得ることができ、全国の大学および大学生の実態を把握するのに十分な調査になったものと考える。現在大学および学生への調査結果それぞれについての分析はほぼ終了している。これまでの研究結果については、学会発表し、学会誌へ論文を投稿することを通して、研究成果を発信することができた。これらの研究から大学生の薬物乱用リスクは高いことが明らかになってきているが、大学側の教育体制は事件の減少とともに縮小傾向にあり、本調査結果の発信は、社会的に大きな意義があるものであると考える。今後は、大学側への調査結果と大学生への調査結果を比較検討し、大学にとって実施しやすく、学生が興味を持ち、薬物乱用防止効果の高いプログラム開発を行う計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予備調査における発見やその他の情報収集により、大学側の薬物乱用への取り組みを同時に検討する必要があると考え、計画になかった大学の薬物乱用防止教育担当者への調査を平成24年度に実施した。 全国の大学生を対象とした実態調査は、平成23年度中に実施予定であったが、この大学側への調査結果から質問紙の修正を行った上で平成24年度に実施するよう、平成24年度中に計画を変更し、前倒し請求を行った。その後の調査はこの計画通り進み、大学側と大学生への全国調査を終えることができた。来年度は、これらの調査結果から得られた示唆をもとにプログラム開発を行う計画である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、これまでの調査結果から得られた示唆をまとめ、薬物乱用防止プログラムを開発する計画である。研究分担者および協力者と検討を重ね、大学が受け入れやすく、学生が興味を持つ薬物乱用防止教育プログラムを開発し、社会に広く発信する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は、研究結果をまとめた冊子や開発したプログラムを発信するためのパンフレットの作成を行う。 また、これまでの研究結果をまとめ、国際学会での発表および投稿をしたいと考えている。
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Research Products
(5 results)