2013 Fiscal Year Research-status Report
退院支援における支援行為の抽出と再構成―患者特性に応じた支援方法の確立に向けて―
Project/Area Number |
23593427
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
永田 智子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80323616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷲見 尚己 北海道大学, その他の研究科, 准教授 (30372254)
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Keywords | 退院支援 / ケアマネジメント / 訪問看護 |
Research Abstract |
滋賀県草津市の退院後の訪問看護利用促進事業について、2年間で88名が利用し、うち78名はモデル事業終了後も訪問看護を継続利用していることが分かった。中でも、入院中の訪問看護の知識や認識について確認できた35名中、27名は知識が無く、必要性を認識していなかったが、そのうち23名はモデル事業終了後も利用を継続しており、カンファレンスによる訪問看護に関する情報提供と、退院後に実際にサービスを使ってみる、という介入が、効果的であったことが明らかになった。 退院支援の事例に関する先行事例収集は、現在進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先方および当方の都合により、インタビューによる退院支援の事例収集が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビューを行い、特にターミナル患者に焦点を当てて、退院支援の支援方策の確立に向けた研究を続けていく。また、病棟・在宅・外来との共同実践にも焦点を当てて、先進的な事例を収集し、支援方策の整理を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
病院へのインタビュー等が先方の都合により延期となったため。 2014年9月までに病院5か所程度へのインタビューを予定。(旅費およびインタビューのテープ起こし代を使用) 2014年12月までに結果のまとめ。 2015年3月までに報告書の作成。
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Research Products
(1 results)