2012 Fiscal Year Research-status Report
訪問看護における地域リスクマネジメントネットワーク構築に関する研究
Project/Area Number |
23593433
|
Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
後閑 容子 摂南大学, 看護学部, 教授 (50258878)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 多佳子 岐阜大学, 医学部, 教授 (00331596)
|
Keywords | 訪問看護 / リスクマネジメント |
Research Abstract |
平成23年度に実施した訪問看護におけるリスクの現状についての質問紙調査の結果を踏まえ、リスクマネジメントに関する対応について検討をした。リスクマネジメントの対応として、将来、訪問看護師への教育・相談を行うことを視野にいれ、教材を作成した。教材作成には、訪問看護ステーション管理者4名の協力を得て行った。教材として具体的には、訪問看護活用マニュアルとして、訪問看護師と訪問看護を開始する人への説明書を作成した。訪問看護活用マニュアルは、訪問看護師として必要な基本的知識として、制度、ケア等を取り上げたものである。更に、訪問看護における感染予防マニュアルを作成した。感染症予防マニュアルでは、訪問看護で遭遇することの多い感染症とその予防、スタンダードプリコーションを取り上げた。なお岐阜県内市町村における医療廃棄物への対応について調査した。 リスクマネジメントとして、看護師のリスクを軽減することは患者へのよい看護の提供につながることなど、リスクマネジメントの現状とあり方のついて、国際がん看護学会に出席し、知見を得た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究において、計画では平成24年度は、リスクマネジメントに関する教育・相談を実施する予定であったが、教材の作製までにとどまった。理由として、研究者が所属大学を移動したためである。研究者は、所属大学の移動により、時間的な余裕が不足した。研究フィールドとの関係は良好であり。25年度においては、実施できる計画をしている。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成25年度計画:1.リスクマネジメントの教育・相談事業の開始 ①訪問看護師による相談事業として、電話及びインターネット相談事業を計画 ②教育は、G県内訪問看護ステーション管理者協議会と協働して実施する 2.相談、教育用テキストの発行 ①リスクマネジメントに関するテキストの作成と発行 3.事業評価 ①教育相談における看護師の実態、教育効果の測定
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費①教育・相談事業実施のための消耗品②パソコン等持ち運び可能なIT機器 印刷費①テキスト印刷②講習会、相談会用資料印刷 旅費①講師、研究者用旅費②研究成果発表のための学会参加 謝金①講師謝金②ベテラン訪問看護師への謝金
|