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2011 Fiscal Year Research-status Report

「安心」の尺度開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23593480
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Toyota College of Nursing

Principal Investigator

岩瀬 貴子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (80405539)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野嶋 佐由美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (00172792)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords尺度開発 / 精神看護学 / 量的研究
Research Abstract

本研究の目的は、安心の概念と、その概念の構造を明らかにし、安心の尺度を開発することである。平成23年度は、Step1「安心」の概念分析の結果より、明らかとなった「安心」の属性を概念のサブスケールとした質問紙を作成すること。Step2 Step1で作成した質問紙の内容妥当性・表面妥当性の検討を行い、その結果により質問項目を検討することを目標に研究計画を行った。Step1では、概念分析の結果から得られた「安心」の属性8つと、安心にまつわる尺度や、Oiler(1989)が看護師が患者に行った安心のアプローチを質的に分析したデータ、Fareed (Fareed ,1996)が患者の立場からの安心の経験について質的に分析したデータなどを参考にし質問紙を作成した。研究代表者は、研究分担者と会議を重ね、質問項目の確認を行いながら、その項目の作成、回答の選択肢と得点化の決定を行った。Step2では、表面妥当性の検討のため、大学生32名に対し、プレテストを行い、質問の内容について妥当であるかを記述で答えてもらった。また、対象者は、研究者が所属する大学の研究倫理審査の承認を得て実施した。データは、SPSS(統計ソフトパッケージ)を用いて、基礎統計と、I-T相関、信頼係数クロンバックα等で、有意差がなかった項目や、相関係数が低いものなど、質問項目の妥当性の検討を行った。また、学生からの自由記載にて得られた、わかりにくい表現や答えにくい項目違和感のある項目などを抽出し、それらの項目の再検討を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

内容妥当性の検討は、看護学、社会学、心理学領域の教員(専門家)、産業保健師に依頼中であり、平成23年度内には終了できなかった。これは、質問紙の項目を決定することに時間がかかったことが要因である。次年度は、詳細な研究計画を立て確実に実施したい。

Strategy for Future Research Activity

今年度は遅れている尺度の内容妥当性の検討を遂行し、予備調査と本調査を実施することを計画している。現在、調査に向けての研究倫理審査の書類と、尺度の基準関連妥当性を検討するための尺度の選定の作業を行っている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度は、統計ソフトパッケージの追加購入・質問紙の印刷代・郵送費、研究会議が主な研究費の使用となる。

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Published: 2013-07-10  

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