2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23593486
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Research Institution | Kobe Tokiwa University |
Principal Investigator |
松田 光信 神戸常盤大学, 保健科学部, 教授 (90300227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 あゆみ 神戸常盤大学, 保健科学部, 講師 (20401961)
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Keywords | 心理教育 / 統合失調症 / 教育プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、心理教育実践者育成プログラム(以下、プログラム)を作成して試行し、その有用性を看護実践能力の視点から評価することである。 研究デザインは、作成したプログラムを介入として対象となる精神科看護師に実施し、対象者の変化を質的・量的に評価するミックスメソッドとした。 対象者は、A県の精神科病院に所属する看護師のうち、本研究への参加を希望した者とした。介入に先立ちA県内の精神科看護師を対象に心理教育についてのニーズ調査を実施し、その結果とNPEに基づいて心理教育の実践者を育成するカリキュラムを立案した。そして、独自の学習教材(テキストとDVD)を作成して介入に用いた。 本研究の対象者は、男性8名、女性5名の計13名であった。内容分析の結果、看護師の実践能力は、次の通りプログラムによる影響を受けていた。介入前後のEBPAS尺度の得点について、Wilcoxonの符号順位検定を用いた結果、「開放性」と「要請」の下位尺度得点に有意な向上が認められた(開放性:Z=2.01, p<.05)(要請:Z=1.96, p<.05)が、「かい離性」と「魅力」には有意な差は認められなかった(かい離性:Z=1.50, p=.133)(魅力:Z=1.71, p=.09.)。 本研究成果については、2014 ISPN Psychopharmacology Institute & Annual Conference (International Society of Psychiatric-Mental Health Nurses)において発表した。
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Research Products
(6 results)