2011 Fiscal Year Research-status Report
地域在住一般高齢者の認知機能に対するエゴマ油を使用した地中海式食事の効果
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23593495
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Research Institution | The University of Shimane Junior College |
Principal Investigator |
山下 一也 島根県立大学短期大学部, 看護学科, 教授 (30210412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 亥智江 島根県立大学短期大学部, 看護学科, 准教授 (70262780)
橋本 道男 島根大学, 医学部, 准教授 (70112133)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 認知症 / 食事栄養 / 地中海式食事 / エゴマ油 / 地域在住一般高齢者 |
Research Abstract |
近年、アルツハイマー病は食事栄養との関連が指摘されており、最近欧米では、地中海式食事がアルツハイマー病の予防に効果があるとの報告が多くなされている。しかし、地中海式食事ではオリーブ油やナッツ類を多く使用しており、わが国の高齢者にはそのまま適用できない面も含まれている。そこで、本研究では、オリーブ油の代わりにエゴマ油を代用し、地中海式食事をベースにわが国の高齢者に適用できるものを開発し、地域在住一般高齢者の認知機能低下の予防効果をみることを目的とする。 平成23年11月にこの研究のエントリーをして、エゴマ油を摂取している住民の方介入群(22名)と普段通りの食生活をしている住民の対象群(17名)の2群に分類している。料理教室は、管理栄養士、保健師などが中心になり、月に1回、エゴマ油を使った地中海料理教室を川本町ふれあいセンターにて、定期的に開催中である。料理教室参加者へは、来室時に、約1ケ月分のエゴマ油を提供し、毎日の家庭の食事に使用してもらうことにより、体内に摂取してもらうことを義務付けており、その遵守度は自己申告によりチェックしている。 平成24年5月19日に半年後の健康診断(身体測定、血圧、血液検査(赤血球膜脂肪酸など)、認知機能テスト(改訂版長谷川式簡易知能スケール、MMSE, FAB)を行い、今後、分析するところである。今後は本年11月に1年間のまとめを行い予定である。尚、料理教室への参加度はほぼ100%である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
月1回の地中海式食事の料理教室の施行、半年ごとの対象者への健康診断など、当初の計画した通りの計画で本研究は進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、食事栄養指導、料理教室を月1回施行し、介入群、対照群ともに問診(栄養食事栄養調査は、地中海式食事スコア(MDS)、簡易自記式食事歴法質問票(Self-administered diet history questionnaire: BDHQ、佐々木ら)にて測定)、神経学的所見、包括的機能評価、赤血球膜脂肪酸分析を半年ごとに追跡調査する。平成25年8月を終了とし、以後、調査の分析を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度も月1回の食事栄養指導、料理教室をしながら、9月にはMDS、DHQ、採血(血算、生化学、赤血球膜脂肪酸分析)、神経学的所見、包括的機能評価を施行し、食事栄養指導効果を分析する。さらに3月には、問診(栄養食事栄養調査は、地中海式食事スコア(MDS)、簡易自記式食事歴法質問票(Self-administered diet history questionnaire: BDHQ、佐々木ら)にて測定)、神経学的所見、包括的機能評価、赤血球膜脂肪酸分析を半年ごとに追跡調査する。
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