2011 Fiscal Year Research-status Report
新しい陽電子手法による,水の液体構造および活性種のナノ秒領域の反応に関する研究
Project/Area Number |
23600011
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
平出 哲也 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力基礎工学研究部門, 研究主幹 (10343899)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 陽電子 / ポジトロニウム |
Research Abstract |
東日本大震災の影響で管理区域内の実験室が使用不可能であったため,実質的な研究の進展はない.購入予定であった物品のうち,すでに仕様等が決まっている,光電子増倍管の購入を行った.国内外の学会等に参加し,調査は行っている.また,研究協力者である,ポーランドのGoworek教授とは電子メールで情報交換をし,研究の打ち合わせ等を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
東日本大震災の影響で管理区域内の実験室が使用不可能であったため,装置構築のための基礎的な実験などが進展しておらず,購入予定であった物品などの購入も一部行っていない.また,予定していた実験は全く行うことが出来なかった.
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Strategy for Future Research Activity |
補強工事等により,管理区域内の実験室の使用が可能となり,研究を遂行できる条件は整いつつあり,装置構築などのための作業に着手する.震災で遅れているが,当初の予定通りのペースで研究は遂行する予定である.予算はすでに手元にあるため,当初の予定よりも早くできる部分については,可能である場合はペースを上げながら行う.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究費の使用に関しても,23年度に震災の影響で実施できなかったものから,当初予定通りに実施していく.装置の構築や実験の部分はほぼ一年分遅れており,今後も予定よりも遅れながら,実施していくこととなる.調査等は当初の予定通りに実施する予定である.
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