2014 Fiscal Year Annual Research Report
青少年のネットワーク環境における社会的なつながりの認識に関する基礎的研究
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23601004
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
石川 真 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (60318813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 乃美 白鴎大学, 教育学部, 教授 (20308224)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | つながり / SNS |
Outline of Annual Research Achievements |
現代の青少年(子ども)は,リアルな社会とネットワーク上の社会という二つの並行した社会の中で成長・発達している。このような現状を踏まえ,本研究はネットワーク上におけるリアルな社会において,電子メール,チャット,電子掲示板,ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを介したテキスト(文字)による他者との相互作用過程に着目する。そして,青少年が他者とどのようにつながり,関わっていくか,その特徴を探ることを目的としている。 本年度は,(1)質問紙調査において, SNS(1対1での利用およびグループでの利用)での他者との社会的なつながりの傾向をさまざまな欲求という観点から探った。また,(2)実験的な電子掲示板を活用した学習場面における他者との関わりや学習との関係性について探った。 (1)の調査では,1対1およびグループにおける関わり方それぞれについて,行動面と情意面の欲求の傾向を探った。その結果, 1対1においては,行動,情意双方とも全般的に欲求は高く,その中でも承認的な欲求は高い傾向を示した。一方,依存的な欲求はそれほど高くなかった。グループにおいては,情意,行動双方とも所属欲求が高く,承認的な欲求も高い傾向が示された。一方,依存的な欲求はそれほど高くはなく,行動面においては低い傾向を示した。 (2)の実験においては,積極度や理解度などの学習に関わる評価因子と協調的な態度などの他者との関わりの評価因子において正の相関関係が示された。さらに,日頃の対面授業で発言する学習者と発言に積極的ではない学習者に群分けして比較したところ,他者との関わり方,学習のいずれにおいても前者の方が後者より肯定的な評価をしている傾向が示された。
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Research Products
(2 results)