2011 Fiscal Year Research-status Report
新しいバイオマスとしての原生動物ミドリゾウリムシの利用に関する研究
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23603004
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
細谷 浩史 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90183102)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 原生動物 / ミドリゾウリムシ / 共生藻 / 遊離糖 |
Research Abstract |
(1)原生動物ミドリゾウリムシから複数の共生藻を新たに単離・クローン化した。(2)それぞれのクローン化共生藻の、共生藻除去ミドリゾウリムシへの再共生率を新たに同定した。(3)それぞれのクローン化共生藻の、共生藻内部の遊離糖の濃度の測定を行った。(4)共生藻がミドリゾウリムシ内部に共生している場合と、ミドリゾウリムシ体外に取り出され培養された場合のどちらが糖生産率が高いか検討を行い、前者の方が糖生産率が高いことを明らかにした。(5)様々なミドリゾウリムシ培養条件を変化させ、糖生産率が高い条件を検討したところ、24時間光照射条件下で従来より数倍高い糖生産率を示す事を明らかにした。(6)ミドリゾウリムシ体内に存在する遊離糖の種類を同定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
得られた成果は「研究実績の概要」に記した通りである。研究計画書に記した(1)-(3)の項目に加え、新たに複数の共生藻のクローン化およびその再共生率の測定に成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、人工細胞系に共生藻を高高密度で閉じ込めた系を作成し、通常の培養濃度ではない、ミドリゾウリムシ体内をミミックした高高密度系で共生藻を培養し、糖生産効率を検討する作業にいよいよ入る。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予め提出した使用計画通り、原生動物培養用培地や器具などの購入を実施する。
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