2013 Fiscal Year Annual Research Report
デザイナの「きもち」を「かたち」に変える:デザイン幾何学を応用した計算機支援設計
Project/Area Number |
23611014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金谷 一朗 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50314555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 景子 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教 (10585756)
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Keywords | デザイン / 感性情報処理 / 複合現実感 |
Research Abstract |
本応募研究課題は,工業製品,立体造形などにみられる造形デザイン(とりわけ意匠曲面)の 感性的類似度を定義し,造形デザインの感性的分類,検索,内挿,外挿を可能にすることを目的とし,究極的にはコンピュータによるデザイナ感性の創発をみることを目的とした. 次の研究項目を設定した.(研究項目1)曲面の「曲がり具合の味わい・ボリューム感」を変化させながら提示できる装置を構築する.(研究項目2a)研究項目1の装置を用いデザイナによる3次元造形の感性の幾何学的特徴を解析 しモデル化する.(研究項目2b)研究項目1の装置およびデザイン動作をセンシングする装置を用い,デザイナに よる3次元造形動作の運動的特徴を解析しモデル化する.(研究項目3)研究項目2aおよび2bの結果を用い,造形デザインの幾何学モデルを実装したデザ イナ感性を理解するCADシステムを構築する. 上述の研究項目それぞれにおいて,期待通りの成果を得た.研究項目1に関しては曲面の曲がり具合の味わい,ボリューム感を変化させつつ提示する装置を作成した.研究項目2aおよび2bに関しては,デザイナによる評価及び動作解析を行った.研究項目3に関しては新たなデザイナ感性モデルを構築し,次の研究の基礎とした.
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