2013 Fiscal Year Annual Research Report
モーションキャプチャデータを用いた生体信号の実時間可視化
Project/Area Number |
23611048
|
Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
松河 剛司 愛知工業大学, 情報科学部, 講師 (30580518)
|
Keywords | モーションキャプチャ / 3次元コンピュータグラフィックス / 可視化 / 生体信号 |
Research Abstract |
平成25年度は,生体信号可視化システムを使用し,透過型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)上に可視化結果を提示した状態での動作実験,及び可視化システムの再開発を行なった. 生体信号可視化システムを使用した予備実験において,HMDを装着した状態でのスポーツ動作の可視化提示手法に問題があることが分かった.原因は使用したHMD(EPSON:MOVERIO)の重量が重く激しい運動を行なうとHMDがずれてしまうことと,スポーツ動作中におけるHMD表示画面の認識率の低さである.またHMDで可視化結果を見ながらだと本来行なうべきスポーツ動作ができないといった被験者からの意見もあり,提示手法について見直す必要があることが分かった.スポーツ等の早い動きを伴う動作については可視化結果を実時間に提示するのではなく,動作終了後の任意のタイミングで確認できるように仕様を変更する必要があり,現在スポーツ動作を対象とした生体信号可視化システムの再開発中である. 実時間可視化に関してはスポーツ動作ではなく,ゆっくりとした動きに適していると判断し,起立介助動作の実験を行なった.介助動作の介助を行なう側に可視化結果を提示し,起立介助動作の可視化実験を行なった結果,可視化結果を提示しない場合と,提示した場合に差異が生じることを確認した.今後は介助の専門家にヒアリング,および意見交換を行い,起立介助動作の動作改善や,介助未熟者への教示システムの開発へと研究を応用していく予定である. 本研究により開発した生体信号の実時間可視化システムと介助起立動作を対象とした実験に関する論文を平成26年度中に情報処理学会に発表,投稿予定である.
|
Research Products
(1 results)