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2011 Fiscal Year Research-status Report

文字列学のための研究支援システムの開発

Research Project

Project/Area Number 23650002
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

篠原 歩  東北大学, 情報科学研究科, 教授 (00226151)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywordsアルゴリズム / 情報基礎 / 離散構造 / 文字列学 / データ構造
Research Abstract

本研究は,文字列の持つ離散構造や組み合わせ的性質の解明とその活用を効果的に行うための研究支援システムの開発を目指すものである.初年度である今年は,システムの全体像についての検討を行いながら,これまで単発的に開発してきた種々のプログラム部品を整理・統合する作業に着手した.スクリプト言語としては基本的にはPythonを用いることにし,高速な処理が必要な部分についてはCおよびC++ライブラリをリンクさせるという方針をたて,そのための開発環境とバージョン管理システム等の準備を行った.また,文字列に含まれうる繰り返し構造である連の最大数の解析については,これまでは主に漸近的なふるまいに注目してきたが,着眼点を少し変えて,厳密な最大数を具体的な長さに対して個々に求めていくためのプログラムの高速化に取り組んだ.これまでは,与えられた長さのすべての文字列に対して連を高速に数える方法をとってきたが,最大数を求めるために不要な計算を極力省くことで,さらなる高速化が見込めるという目処がたった.一方,文字列の事典としてのサーバ構築についても,サーバの基本機能と必要な技術についての検討を行ってきた.また,記載すべきデータの電子化に関して,いくつかの事例を具体的に入力してみることで,フォーマットをどのように維持管理するかについての予備調査を行った.また,数列の事典とは異なり,文字列の検索に関しては,文字の置換を許しながら照合を行う必要があるが,そのために必要なパラメータ化照合についての研究の動向を調査した.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

震災によって研究室の2度の移転を余儀なくされ,その影響で研究室の大学院生を予定通りには雇用することができず,作業が進みにくかった.

Strategy for Future Research Activity

システムの方針はたっているので,大学院生らの協力を得ながら,システムの実装に取り組む.また,事典としてのコンテンツの収集と電子化についても,作業を進めていく.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

謝金を払って大学院生を雇用し,システムの実装とデータ入力を進めていく.

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] マルチトラック文字列に対するパターン発見について2011

    • Author(s)
      桂敬史,成澤和志,篠原歩
    • Organizer
      夏のLAシンポジウム
    • Place of Presentation
      ザヴィラ浜名湖
    • Year and Date
      2011-07-19

URL: 

Published: 2013-07-10  

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