2012 Fiscal Year Annual Research Report
高速センシングに基づく非接触瞬時印刷システムの研究
Project/Area Number |
23650084
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡辺 義浩 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (80456160)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CASSINELLI ALVAR 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (60422408)
|
Keywords | 知能ロボティクス / 超高速情報処理 / 画像、文章、音声等認識 / 計測工学 / 高性能レーザー |
Research Abstract |
本研究計画では、リアルタイム3次元センシングによって変形・運動中の紙媒体の位置と変形を認識し、高速ビジュアルフィードバックによって対象状態に応じた印字パターンを生成し、高速印刷技術によって非接触で瞬時に印刷を行う技術の実現を目的としている。 前年度までに、高速カメラと高速レーザの2つから構成される印刷システムの実験プロトタイプを試作した。本プロトタイプの基本機能として、静止している平面物体に対するパターンの瞬時投影の動作検証を実施した。本年度は、本システムの投影精度向上、運動物体への投影、印刷の遠隔制御の実現、システムの高速化に向けた設計を実施した。まず、投影精度を向上させるために、カメラとレーザプロジェクタのキャリブレーションを高速に実施するための手法を開発した。次に、運動物体への投影を実現するために、ターゲットを継続的に追跡して、同追跡情報に基づいて、レーザの投影を制御するシステムを実現した。さらに、遠隔通信によって離れた場所から屋内の任意の場所に印刷を施すシステム技術を開発した。また、ユーザが印字されたパターンに触れてインタラクションをするための要素技術を開発した。これは、高度な3次元センシングと高速レーザによる印字を組み合わせることで、新しいコミュニケーション手段を確立しようとするものである。最後に、非接触・遠隔・高速印刷システムの発展系を検討し、具体的にシステムの設計を行い、その実現可能性を見積もった。その結果、さらなる高速化が可能となるとともに、性能向上に伴う新たな応用展開が実現できることを確認した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Presentation] Skin Games2012
Author(s)
Alvaro Cassinelli, Yoshihiro Watanabe, Jussi Angesleva, Gonzalo Frasca, Masatoshi Ishikawa
Organizer
ACM international conference on Interactive tabletops and surfaces (ITS'12)
Place of Presentation
Hyatt Regency, Cambridge, Massachusetts, USA
Year and Date
20121111-20121114
-
-
-