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2013 Fiscal Year Annual Research Report

図書館を学習課程の中心に置く:探究型学習の方法に関する教育実験と評価

Research Project

Project/Area Number 23650121
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

根本 彰  東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90172759)

Keywords学習指導要領 / 探究型学習 / 学校図書館 / 卒業研究 / 学校司書
Research Abstract

現行の学校教育における学習課程のなかで探究型学習が何をすることなのかについては、きわめて多様な考え方と実践事例があり、必ずしも明らかになっていなかった。また、そこにおいて学校図書館がどのような役割を果たすところなのかについて、学校関係者のなかで必ずしも了解がとれているとはいえない状況であった。
本研究は、東京大学教育学部附属中等教育学校で行われている探究型学習のなかでとくに、卒業研究執筆に焦点をあてて、これらの諸課題について、実験的な研究を行った。卒業研究執筆は,同校の4年生(高校1年生)の最後の時期から6年生(高校3年生)の夏休み前まで1年半かけて取り組む一大学習過程である。この研究では,併せて、研究のテーマ設定、研究の実施、研究成果の発表の3つの過程で、図書館関連の研究支援を行うことによって,教員のあいだにも支援者を増やすことも意図している。
研究のテーマ設定については、2012年度に、大学院生による「卒業研究アドバイザー」の配置を行い、4年生のテーマ選定について実施することができた。4年生の教員がすでにテーマ選定に向けた指導を行なっていたこともありスムーズに進めることができた。その成果については、アドバイザーの記録を元に分析を行っている。
卒業研究のための図書館の図書選定については、同校司書の支援を得て生徒が選んだテーマについて数冊の図書を選定して実際に図書館に配置した。また、発表については論文の執筆と一部の生徒による口頭発表が行われている。これらについては、卒業研究執筆後の生徒に対して質問紙調査を毎年行うことで、研究過程および執筆・発表過程を明らかにしている。また、これを3年間行うことで比較的な分析をし総合的な評価を行うことになる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 高校生の卒業研究に関する事例分析 : 中高一貫校の執筆者の質問紙調査から2014

    • Author(s)
      崔英姫・根本彰
    • Journal Title

      生涯学習基盤経営研究

      Volume: 38号 Pages: 29-39

  • [Journal Article] 卒業研究テーマ決定へのアプローチ:「卒研への道」の活用2014

    • Author(s)
      井上亨子
    • Journal Title

      東大附属論集

      Volume: 57号 Pages: 75-84

  • [Book] 中等教育における卒業研究カリキュラム -学校図書館サービスを視野に入れて-:公開研究会記録2014

    • Author(s)
      根本彰ほか
    • Total Pages
      113p.
    • Publisher
      東京大学大学院教育学研究科図書館情報学研究室

URL: 

Published: 2015-05-28  

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