2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23650137
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
喜多 伸一 神戸大学, その他の研究科, 教授 (10224940)
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Keywords | 脳認知科学 / 身体 / 学習 |
Research Abstract |
研究全体は、筋電義手を装着して、訓練を通じて操作することに習熟し、動作の巧緻性を獲得する学習過程を対象として、心理学実験と生理学実験を遂行することである。可能な実験技法には、1) プリシェイピングや感覚統合を用いた心理学実験、2) 眼球運動計測 、3) 誘発電位、4) 近赤外光分光解析(NIRS)、5) 経頭蓋磁気刺激(TMS)、6) 機能的MRI 実験(fMRI)が考えられる。そのためまず、筋電義手の装着者に対して有効な実験技法を特定する。その特定結果に基づき、義手装着訓練を遂行中の装着者に対する実験を行 い、学習過程を定量的に計測する。また学習解析のために最も有効な、義手をつけ始めたばかりの「新鮮患者」に対しても同様に、心理学実験による行動計測とともに、生理学実験による脳機能計測を行い、有効な訓練方法を提案する。 平成25年度は、義手を装着した被験者に対する心理学実験とNIRS実験を行った。そのため、筋電義手の操作に習熟した装着者と、一般健常者に対し、棒を握ってその厚みを推定する心理学実験を遂行し、義手装着者に対して適切な実験技法を特定した。これらの実験参加者は、学習途上の装着者に比べて技能が安定しているので、実験計測を行うことにより、学習に対するベースラインを設定した。また義手装着者に対してNIRS実験を行い、装着腕の対側の運動野近辺の反応を測定した。
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[Presentation] 視線知覚2013
Author(s)
喜多伸一・横山武昌
Organizer
日本認知科学会第30回大会
Place of Presentation
玉川大学
Year and Date
20130912-20130914
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