2013 Fiscal Year Annual Research Report
アポトーシス細胞を模倣した抗炎症スマート粒子の設計と新たな急性疾患治療法の開発
Project/Area Number |
23650295
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
荏原 充宏 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, その他 (10452393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青柳 隆夫 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, その他 (40277132)
齋藤 充弘 大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (20448038)
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Keywords | 炎症細胞 / スマートポリマー / アポトーシス |
Research Abstract |
細胞はアポトーシスを起こすと、細胞膜に内在するホスファチジルセリンというリン脂質を細胞外部へ露出し、免疫細胞に速やかに貪食、処理されることが知られている。従来、ホスファチジルセリンを認識した免疫細胞はアポトーシス細胞を貪食するのみであるとされてきたが、ホスファチジルセリンを認識した免疫細胞がサイトカイン産生パターンを変更し、周囲の炎症的な環境を抑制することが近年明らかとなってきた。そこで本研究では、アポトーシス細胞の特異的な膜表面構造を模倣した抗炎症活性を有する材料の創出を目的として、ホスファチジルセリンの機能性部位であるホスホリルセリン基(PS 基)を有する高分子材料の作製を試みた。合成した高分子の物性評価を行ったところ、相転移温度は37~40℃付近に有することがわかった。この高分子をマクロファージに添加したところ、炎症性サイトカインの産生を抑制できることが明らかとなった。
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[Journal Article] Hippo Pathway Effectors Control Cardiac Progenitor Cell Fate by Acting as Dynamic Sensors of Substrate Mechanics and Nanostructure2014
Author(s)
Diogo Mosqueira, Stefania Pagliari, Koichiro Uto, Mitsuhiro Ebara, Sara Romanazzo, Carmen Escobedo-Lucea , Jun Nakanishi, Akiyoshi Taniguchi, Ornella Franzese, Paolo Di Nardo, Marie José Goumans, Enrico Traversa , Perpetua Pinto-do-Ó, Takao Aoyagi, and Giancarlo Forte
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Journal Title
ACS Nano
Volume: 8
Pages: 2033-2047
DOI
Peer Reviewed
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