2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23650333
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
久保 俊一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20178031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50347449)
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Keywords | 変形性関節症 / HSP70 / グルタミン / 温熱療法 |
Research Abstract |
昨年の結果から,MWは40Wの強度で使用した. 無処置群,ラットの両膝にPBSを関節内投与する群(PBS群),Glnを関節内投与する群(Gln群),MWを照射する群(MW群)およびMWとGlnを併用する群(MW+Gln群)に分けた.Real-time RT-PCRを用いて,HSP70,アグリカンおよびII型コラーゲンの遺伝子発現を解析した.Queを用いてHSP70抑制試験を行った.ラットの左膝前十字靭帯を切離し,OAモデルを作製した.PBSを関節内投与する群(対照群),MWとGlnを併用する群(MW+Gln群),MWとGlnの併用にQueを関節内投与する群(MW+Gln+Que群)および膝関節を切開しただけのsham群に分けた.MWの照射とGlnの関節内投与は週2回行い,4週経過後に左膝関節を採取した.H-E染色およびSafranin O染色を行った.modified Mankin scaleを用いて軟骨変性の程度を評価した. PBS群とGln群でHSP70とアグリカンの遺伝子発現は変化しなかったが,MW+Gln群で有意に増加した.Que単独投与によりHSP70とアグリカンの遺伝子発現は影響されなかったが,MW+Gln群にQueを投与すると,HSP70とアグリカンの発現の増加は消失した.OAモデルでは,対照群に関節軟骨表層に不整はみられなかったが,軟骨基質の染色性が低下していた.MW+Gln群では軟骨基質の染色性が保たれており,軟骨基質の破壊が抑制され,modified Mankin scaleが有意に改善した.MW+Gln+Que群では軟骨基質の染色性の低下とOA重症度の増悪をみとめ,MWとGlnの併用による治療効果は消失した. 本研究でMWとGlnの併用がHSP70を誘導し,軟骨代謝を活性化させ,動物OAモデルに対してOAの進行抑制効果をもつことが明らかとなった.
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Mild electrical stimulation with heat stimulation increase heat shock protein 70 in articular chondrocyte.2013
Author(s)
Nobuyuki Hiraoka, Yuji Arai, Kenji A Takahashi, Osam Mazda, Tsunao Kishida, Kuniaki Honjo, Shinji Tsuchida, Hiroaki Inoue, Saori Morino, Mary Ann Suico, Hirofumi Kai, Toshikazu Kubo
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Journal Title
Journal of orthopaedic research
Volume: 31
Pages: 894-900
DOI
Peer Reviewed
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