2013 Fiscal Year Annual Research Report
特定健診・保健指導システム下での個人及び集団アプローチの再構築とその評価
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23650424
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Research Institution | Chiba Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
佐藤 眞一 千葉県衛生研究所, その他部局等, その他 (60450920)
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Keywords | メタボリックシンドローム / 特定健診・保健指導 / 肥満 / 早食い / 成人歯科保健 / 食育 / 千葉県 |
Research Abstract |
新たな社会資源として育成した千葉県食育ボランティアは4,903人、千葉県食育サポート企業は147社・団体に達し、内閣府食育推進ボランティア表彰を受けた。海匝地域・職域推進協議会では、減塩を共通目標として、ポスター、リーフレットを作成し、標語は1,498もの応募があった。 メタボキャンペーン・特定健診は肥満者を減らしたか?では、2002年度約5万人から開始した健診データを2012年度約40万人の全市町村国保特定健診データまで連結し、2004-5以降、肥満者と非肥満者で翌年非受診率が異なること、特に特定健診開始直後の2年、2008-9で、男で肥満者29%非肥満者25%、女で肥満者28%非肥満者23%と最大の差を認めたこと、から、肥満者に、特定健診の受診抑制が起きているとして矛盾しない結果と考えた。 未受診者対策は受診者を増やすか?では、特定健診未受診者調査を、銚子市、旭市、匝瑳市、40~59歳、4,800人(約30%層化抽出)に対して行い、1,264人から回収した。調査票に回答した者は、回答しなかった者より翌年受診率は高かった。平成23年度からの3年間に、海匝3市の受診率は、低率であった銚子市を中心に増加で推移した。地域・職域連携推進協議会の主テーマとして未受診者対策を挙げたのは海匝のみであり、千葉県全体が低下傾向であるのに比べて、効果があったと考えた。 早食いは、肥満・メタボにつながるか?では、2008-9の連続受診者を対象にした縦断調査を行い、特定健診で聴取している他の生活習慣の関与と併せて解析した。メタボ出現のオッズ比(95%信頼区間)は、早食い1.48 (1.43-1.55)、早歩き0.80 (0.77-0.83)であり、早食いがメタボに、早歩きがメタボ予防に、それぞれつながると考えられる結果であった。
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Research Products
(3 results)