2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23650427
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
中路 重之 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10192220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
檀上 和真 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90463760)
松坂 方士 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70431434)
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Keywords | 呼気 / 水素 / メタン / 一酸化炭素 / 好中球機能 / 過敏性腸症候群 / ライフスタイル / 活性酸素 |
Research Abstract |
青森県の一般住民992名を対象として、呼気ガスと過敏性腸症候群、好中球機能・ライフスタイルとの関連性につき検討し、以下の結果を得た。 ①過敏性腸症候群:女性の下痢型過敏性腸症候群の呼気中水素濃度でのみ、正常群、便秘型過敏性腸症候群、中間型過敏性腸症候群、分類不能型過敏性腸症候群と比較して有意に高値を示した。②男女ともに、ルミノールを用いた場合の血清オプソニン化活性と呼気一酸化炭素の間に負の相関関係が認められた。また、加えて女性では、ルシゲニンを用いた場合の血清オプソニン化活性と呼気一酸化炭素濃度の間に正の相関関係がみられた。③呼気中一酸化炭素濃度を従属変数,年齢,BMI,アルコール量および運動習慣を独立変数として解析した結果,男女ともに全ての項目に関連性を認めなかった。 以上のように呼気ガスと疾病、病態、健康度、ライフスタイルとの間の一定の関係が明らかになった。
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