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2012 Fiscal Year Research-status Report

サテライトセルの活性化に対するエキセントリック運動の効果

Research Project

Project/Area Number 23650434
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

宮田 浩文  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90190793)

Keywordsサテライトセル / エキセントリック収縮 / 抗重力筋
Research Abstract

ヒトの骨格筋において、エキセントリック運動後のサテライトセルの動態を、組織学的・分子生物学的に明らかにすることを目的 として実験を企画・実施した。 1年目に、効率よくエキセントリック運動とコンセントリック運動を行わせるために、踏み台昇降運動の方法に関して、筋電図記録と動作 解析を併用し予備実験を行った。その結果、40cmの踏み台を利用し、1歩1.5秒ペースで、右脚から前方に踏みあがり、右脚から後 方に降りる運動を繰り返すことにより、右外側広筋にコンセントリック運動を、左側外側広筋にエキセントリック運動を効率よく発生 させることができることを明らかにした。2年目に、上記運動の筋活動を筋電図学的に定量し、右外側広筋で発生する筋電図積分値はエキセントリック局面がコンセントリック局面の約4倍であることを確認した。その後、7人の被験者において上記運動を実施し、運動前、2日後、5日後に両外側広筋からニードルバイオプシーサンプルを採取した。前年度に確立した組織学的分析とリアルタイムRT-PCRによるmRNA発現量の定量を行った。その結果、左外側広筋において2および5日後にサテライトセル活性化因子HGFの顕著な発現量増加が認められた。しかし、サテライトセル数の変化に左右差は認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

1年目に確立した実験方法に従い、筋バイオプシーサンプルを用いたサテライトセルの活性化に関する実験を予定通り行った。被験者数を8名程度予定していたが、現段階で10名分のデータが蓄積されている。今年度、さらに3名程度追加して、統計処理に十分なサンプル数を確保できる予定である。

Strategy for Future Research Activity

現在、最終実験を実施中であるが、終了後すぐに学会発表および論文作成にとりかかる予定である。また、残りの研究費を有効利用し、さらに性差および年齢の違いに着目して同様の実験を進めたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

昨年度末に4名分の筋サンプルを採取したが分析がまだ行われていないために、次年度使用額が生じた。
今後、追加実験により採取した骨格筋サンプルも加えて、リアルタイムRT-PCRの分析を行うが、研究費の大半はこの消耗品である。 また、追加実験においてもニードルバイオプシーを予定しているが、バイオプシー針は使い捨てであるため、一人につき3万円が必要である(3回x左右x5000円)。また、この春までに終了する実験については、学会発表および論文作成を予定しており、国内出張旅費および英文校正費、投稿料などが必要となる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ヒト外側広筋微量サンプルのmRNA発現相対量を用いた筋線維組成の推定2012

    • Author(s)
      宮田浩文
    • Organizer
      第69回日本体力医学会、中国四国地方会
    • Place of Presentation
      吉備国際大学(高梁市)
    • Year and Date
      20121124-20121125

URL: 

Published: 2014-07-24  

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