2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23650456
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
今岡 春樹 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (00223321)
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Keywords | 高齢者 / アパレルCAD / ユーザーインターフェース |
Research Abstract |
平成24年度は、本実験を行った。6名の高齢者を集め、8日間のCADトレーニングを行った。トレーニングは、アパレルCADと着装シミュレーションの販売企業から派遣したプロフェッショナルによるトレーニングを行った。きめ細かな指導のため、大学院生2名によるアシスタントをつけた。このアシスタントは昨年度にトレーニングを受け、独自のマニュアルを作成しつつ技能を高めた者である。毎日トレーニング終了後に、指導内容について理解できたかどうかと、理解しにくかったところのアンケートを行った。また、いくつかの衣服を提示して、自分自身が着用できる衣服であるかどうかの、アンケート実験も行った。 高齢者と比較するために、若年者(学生)へのトレーニングを行い、同様のアンケートを実施した。また、高齢者と同様にいくつかの衣服を提示して、自分自身が着用できる衣服であるかどうかの、アンケート実験も行った。 アンケート結果から、高齢者のCADトレーニングの理解度に関しては、若年層と遜色がないことが分かった。また、着用可能な衣服の種類では、若年層と違いが見られ、肌の露出が大きい衣服を敬遠することが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度に本実験を行うことができた。被験者数は6名と当初の10名を下回ったが、通勤可能な範囲に居住し、8日間の自由時間を見つけられる60歳代の女性を見つけることが大変であった。元気な多くの高齢者は、孫の子守やボランティアなどで、一種の仕事日をもっている方が多かった。しかし、8日間の連続実験(休日は休み)の被験者6名を確保できたことは、大変良かった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、主としてデータ整理を行い、冊子で保存する。また、CADトレーニングマニュアルの高齢者アンケートをふまえた修正版を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は、まずデータの整理を行い、冊子として残す。同時に、CADトレーニングマニュアルの高齢者アンケートをふまえた修正版を作成する。これらの資料整理のために謝金を使う。また、平成23年度に購入した衣服設計CADが、大学の計算機のOSが変更になったため、プロテクターを入れ替える必要があり、その費用を考えている。
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Research Products
(1 results)