2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23650506
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
福井 康雄 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30135298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 芳子 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 助教 (90344077)
鳥居 和史 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (20444383)
早川 貴敬 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (00413964)
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Keywords | 科学と社会・文化 / 広報誌 / サイエンスライティング / 科学コミュニケーション |
Research Abstract |
研究組織内で、広報誌を取り巻く背景・環境、広報誌自体の全体像、記事ごとの意図や検討すべき事項をあげて課題を整理した。名古屋大学理学部広報誌『理 philosophia』のアンケートハガキの内容、学生に対するアンケートの回答の内容を分析し、読者層を特徴付け、記事ごとおよび全体像について編集意図とのずれや課題を把握した。 若手研究者を主対象に各種要素を実践的に習得してもらう目的で、広報誌制作教室を開講した。渡辺政隆氏(筑波大学広報室)田中佐代子氏(筑波大学芸術系)がそれぞれ、ライティング術、イラストレーション術について講義を行い、参加者に対して講義内容等に関する詳細なアンケート調査を行った。 以上の成果を広報誌制作ハンドブックにまとめる準備を進め、ウェブ上に整理した。 サイエンスアゴラ2013に出展し、研究自体の認知度を高め、来場者、特に他の研究機関で広報活動に携わる人と意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初計画では、平成24年11月までにハンドブックの最初のバージョンを完成させ、平成25年3月までに精錬、 製本し、web pageにてPDF版による本研究の総括内容を公開する予定であった。 しかし、平成24年8月から11月の期間、本研究の重要な位置にいた研究分担者齋藤(平成25年2月に産休に入った ため削除)の突発的事由による4ヶ月超の入院を必要とする事態が発生したため、研究計画に遅れが生じ、 平成24年度終了が困難な状況となり、再度計画を見直し、1年間延長することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの成果を元に、広報誌制作ハンドブックの完成を目指して、コンテンツの整理、洗練を図る。具体的には、以下の項目を実施する。 (1) 学術広報の経験者を集め、改善の過程で蓄積されたノウハウ、実践者の視点から見た課題等について、 聞き取り調査を行う。 (2) 研究成果を取りまとめ、webに掲載して、研究成果を広く研究機関他に公開する。 (3) 研究機関向け広報誌制作ハンドブック(一部、一般向け内容を含む)の原稿を執筆し、上梓する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費の主な用途は、ハンドブックの制作、精錬、製本、web page作成に関連する目的に使用予定 である。 広報誌制作教室ハンドブックの制作は、ホームページに掲載したコンテンツや、講義録を元に、ライターと デザイナーに編集のブラッシュアップを依頼し、この経費を謝金で支出する。
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Research Products
(2 results)