2012 Fiscal Year Research-status Report
小中高校向け「情報の理」学教育のための教材・教具の開発
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23650515
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
竹田 正幸 九州大学, システム情報科学研究科(研究院, 教授 (50216909)
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Keywords | 科学教育 / 教育工学 / 情報の理 / 情報基礎 |
Research Abstract |
現代社会における情報通信機器の浸透は著しく,人々は社会インフラとしての情報通信技術に強く依存せざるを得ない.したがって,次世代情報化社会において,複雑化する社会情報基盤を支える情報通信技術の基本原理について広く教育啓蒙することは,極めて重要である.2003年にスタートした高等学校の教科「情報」でも,「情報の科学的理解」を重視しているが,教材・教具等の整備が遅れており,現場の高校教員からは敬遠されているのが実情である.本研究では,「情報の科学的理解」を純化した「情報の理(ことわり)」を探求する学問である情報理学を広く一般に浸透・定着させるために,特に小中高校生を対象とした,教材・教具の研究開発を行っている. 今年度は,画像情報伝達のための教材である「ころころFAX」に大幅な手を加え,カラー化とともに、iPadを使いWebアプリによる教材作成を行なった.また,これらの新しい教材教具を用いて,以下の講座を開催した. ◎ころころFAX,ころころトンパ,2012年9月25日、学校法人奥田学園創成館高等学校(長崎県諫早市),高校1年生対象 ◎ころころFAX,2013年3月8日、嘉麻市立大隈小学校(福岡県嘉麻市):小学5年生対象
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
教材作成業者、小中高の現場の教員との緊密な連携により、iPadを用いてデジたま教材/教具の洗練化を行ない、講座で実際に使用して、生徒らの反応をフィードバックするなどして、開発は極めて順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度までに開発した教材/教具をもとにさらなる問題点/改良点の洗い出しを行なう。とくに、iPadを用いた教材の作成に力を注ぐ。学会発表や小中学校での講座を開催し、そこからのフィードバックを得て、教材/教具をブラッシュアップする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
以下の目的のために使用する計画である。 (1)教材教具の開発のために必要な経費として、物品費、学生アルバイト謝金、人件費。 (2)小中学校等で講座を実施するための学生アルバイト謝金、旅費。 (3)学会発表のための旅費・登録料などに使用する計画である。
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Research Products
(2 results)