2011 Fiscal Year Research-status Report
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23650520
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Research Institution | Tsuyama National College of Technology |
Principal Investigator |
古樋 直己 津山工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30370018)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | コロケーション |
Research Abstract |
日本人技術英語学習者のための基本コロケーションを確定し,コロケーションの性質別に,より効果的な学習方法を提示し,さらに,ネイティブスピーカーがどのような許容度で日本人の書く技術英語に接するのかを明らかにするのが本研究の目的である。 目的達成のため,平成23年度は,先行研究の調査,コロケーション確定作業を実施を計画していた。先行研究の調査では,語彙,コロケーション,学術英語,技術英語に関する先行研究を調査し,現時点までに明確となっていること,疑問のままで残っていることを確認するよう計画していた。さらに,実際に日本人の技術英語学習者が習得すべきコロケーションの確定作業を行うことにしていた。 上記の計画と照らし合わせると,先行研究の調査は概ね計画通りに推進中である。また,コロケーション確定作業に関しては,英文テキストのコーパス化(電子テキスト化)の作業が予定していたものより多いため,やや遅れている。しかし,それほど大きな遅れでもなく,今後挽回可能であると考えている。英文テキストのコーパス化であるが,技術英語のものではなく,一般英語のものが,紙媒体をもとにしての電子テキスト化であるため,非常に労力と時間を要している。 なお,この年度中に口頭発表,論文発表とも各1回以上行うことを計画していたが,こちらは予定した以上の実績を挙げている。平成23年度中に本テーマと関連する内容にて,口頭発表3回,論文発表1回を達成している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要の項においても記載したように,分析対象として用いる素材である英文テキストのコーパス化(電子テキスト化)に時間を要している。しかし,この作業を終えれば,分析手法などについてはほぼ整理ができている状態であり,今後,この遅れを十分に挽回可能であると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
英文テキストの電子テキスト化を継続し,平成24年7月を目処に一般英語分について,テキストのコーパス化を完成させる。 その後,文献調査などによって,分析手法を検討し,一般英語のコロケーションの分析,科学技術英語のコロケーション分析へと進み,習得に必要なコロケーションを確定する。 さらに,コロケーションを習得目的という観点から,分類する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
学会出張,文献購入,その他,研究に必要な物品,消耗品の購入に充当する。
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