2013 Fiscal Year Annual Research Report
学習者に適応的なeラーニング教材の形式的モデルと動的構成メカニズムの開発
Project/Area Number |
23650527
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10190802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 勝一 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (60364395)
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Keywords | 形式的モデル / 教材の動的構成 / eラーニング教材 / 教材構成メカニズム / 教材管理手法 / 情報科教育 / 教育工学 |
Research Abstract |
現在のeラーニング教材は,校種やレベルなど想定された範囲を対象とした固定的な1つのパッケージ化されたものが主流となっている.これら教材は,eラーニングシステム上で完成された状態で管理され,一度登録されると部分的な追加や変更には即座に対応できないのが現状である.これでは,日々変化する事例や判例など常に最新情報を必要とする教材や,学習者の理解度に合わせた教材片のダイナミックな差し替えなどには不向きである. そこで本研究では,教材をこれまでのパッケージ化されたものとして捉えることを改め,教材片による集合体として捉える,新しいパラダイムの提案により上記問題点の解決を試みる.本研究は,教材を構成する最小単位(以下,教材片)を,個々に独立に管理し,学習者にその時点での最適な教材を動的に構成・提供するメカニズムの開発を目的とする. 平成25年度は,以下のモジュール開発とその検証を主に行った. (1)昨年度開発した教材管理手法と教材の動的構成手法の実装を行った. (2)上記モジュールを用いた,教材の動的構成手法の有効性や有用性の考察を行った.
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Research Products
(5 results)