2012 Fiscal Year Annual Research Report
電子化教室のための教室OSの構想とプロトタイプ製作
Project/Area Number |
23650552
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Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
柳沢 昌義 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (30319008)
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Keywords | 電子黒板 / 教室OS / BMC / 巨大壁面大電子黒板 / 大人数授業 / 一斉授業支援 / 携帯端末 / モバイル |
Research Abstract |
本研究の目的は、教室全体の電子化を目標に、巨大電子黒板のハードウェア的な実装、および、その上で動作するソフトウェアを開発し、最終的に教室OSを設計することにある。 本研究の目標としては5つある。1)教室の黒板の役割を電子的に置き換えること 2)簡単なタッチ操作で情報を提示、コントロールできること 3)各種FDへの技法をサポートするツールへのアクセスとインタフェースの提供 4)学生の書き込み情報を投影できること 5)黒板への操作が学生卓に反映されることであった。 平成23年度において、そのうちの1-4の構築・実装に着手、そのプロトタイプを完成させ、学会等で発表するに至った。 平成24年度には、本システムを実際に構築した。2台の大型高輝度プロジェクターを常設し、本システム常設の教室環境を整備し、常に使える状態にまで構築した。 その結果、プロトタイプでは問題となっていた照度の問題を解決し、部屋を明るいままの状態、すなわち学生が教科書・ノートを見れる状態で巨大電子黒板を使用することができるようになった。また、プロトタイプでは、授業開始前に準備として約1時間要していたが、わずか20分ほどでそれが使えるようになり、特別な授業の時だけでなく、毎回の授業で使用できるようになった。そのため、実際の授業で複数回にわたって実践的研究を行うことができた。 実践授業では、当初目的としていた電子黒板としての各種機能を学生に使用させ、高い評価を得るに至った。そしてその成果は学会等で発表することができた。
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Research Products
(4 results)