2012 Fiscal Year Research-status Report
ホーミングエンドヌクレアーゼ遺伝子を利用した集団規模遺伝子操作ベクターの実現
Project/Area Number |
23651205
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
從二 直人 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (90572199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅田 真郷 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10185069)
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Keywords | ベクター / ホーミングエンドヌクレアーゼ / 利己的遺伝子 / ショウジョウバエ / 集団規模の遺伝子操作 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、ホーミングエンドヌクレアーゼを利用した人工利己的遺伝子ベクター系のモデル系の構築の作出を試みた。プロトタイプベクターで形質転換体作出を試みたが形質転換の成功率が予想以上に低く、十分な例数に足りていないところである。予備的観察からは、このプロトタイプベクターの利己的振る舞いによって遺伝子頻度が上昇する証拠はまだ得られていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
もくろみどおりに利己的に振る舞い、遺伝子頻度が上昇することが認められるベクターやその形質転換体を得るのに成功していない。ベクターの設計に問題があるか、または形質転換効率の低さから、十分な成功に必要な例数が得られていない可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
ベクター設計を再検討して、動作の確実性や形質転換効率の改善を試みる。具体的には、使用するプロモータ種の検討、ホーミングエンドヌクレアーゼ種の検討、ベクターのサイズダウン(マーカー遺伝子種の変更やスペーサー配列など無意味な配列の削り込み)を行いたい。動作が確認できたベクターとその形質転換体が得られ次第、継代飼育によるベクター挙動の検討に入りたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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