2011 Fiscal Year Research-status Report
高等教育機関における音楽専門教育を通した職業的キャリア発達に関する実態研究
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23652041
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Research Institution | Kunitachi College of Music |
Principal Investigator |
久保田 慶一 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (70170032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
壬生 千恵子 愛知県立芸術大学, 音楽学部, その他 (60572964)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | アメリカ合衆国 / フィンランド / イギリス |
Research Abstract |
初年度においては、国内の大学(東京音楽大学、大阪音楽大学、名古屋音楽大学)を訪問調査し、各大学におけるカリキュラムとキャリア支援との関係について、担当者から報告を受けた。また来年度にアンケート調査を実施する授業科目を決定し、各大学の仕様のアンケートを作成した。 海外の大学では、アメリカの2つの音楽学校(ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院)を訪問し、調査した。近年のアメリカの音楽学校におけるキャリア支援の状況、とりわけ授業カリキュラムとの関係について、担当者から報告を受けた。とりわけジュリアード音楽院では、学生のキャリア支援のための授業科目「音楽家のための起業教育」に参加して、教員ならびに学生と意見交換することができた。 マンハッタン音楽院では、キャリア支援センター長であるアンジェラ・ビーチング氏と意見交換することができた。そこでは氏がかつて勤務したボストンのニューイングランド音楽院のHPに開設された、全米の音楽就職サイトについて、詳しく説明を受けた。また日本の音楽大学における課題や問題を説明し、有益なアドヴァイスを受けることができた。 平成24年度には、氏を日本に招き、全国の音楽大学での講演会やワークショップの企画を相談することができた。 以上、初年度の研究調査から、今後の課題として、ニューイングランド音楽院の訪問調査の必要性、さらに我が国の音楽大学における事務スタッフの研修等の必要性は認識できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた国内の3大学(東京音楽大学、大阪音楽大学、名古屋音楽大学)での訪問調査は終了し、来年度にアンケート調査を実施するのみとなった。 海外の大学については、計画ではイギリスあるいはフィンランドの音楽大学の訪問調査を実施するはずであったが、とくにフィンランドのシベリウスアカデミーとの担当者との日程調整がうまくいかがす。平成24年度に実施することになった。 おって平成24年度は、アメリカのニューイングランド音楽院とフィンランドのシベリウスアカデミーを主たる訪問調査大学とすることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
国内の大学では、東京芸術大学、愛知県立芸術大学、沖縄県立芸術大学を訪問調査し、来年度のアンケート調査の準備を行う。 海外の大学では、アメリカのニューイングランド音楽院とフィンランドのシベリウスアカデミーを主たる訪問調査大学とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
上記の研究推進方策から明らかなように、調査旅費として、研究費を使用する予定である。 また関連研究書も購入する予定である。
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Research Products
(1 results)