2011 Fiscal Year Research-status Report
日中対照に基づく、若者のネット・ケータイによる情報行動の実証的研究
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23652100
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
友定 賢治 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (80101632)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | ネット・ケータイ用語 / メールテキスト / 年代差・地域差 / メールテキストの文体 / 日中対照 |
Research Abstract |
今年度は、論文等で発表するまでにはいたらなかったが、日本・中国双方での資料の収集を行い、年度末には、成果報告会を開催した。具体的には次のとおりである。(1)若者用語ならびにデータベース化に関し、2名の講師による勉強会を行った。荻野綱男氏からは「若者語」とされる語も、若年層でも使用しないものや、むしろ中年層に多用されるものがあることなど、「若者語」という範疇でまとめられない多様性を教示していただいた。またメールテキスト本文のデータベース化を既に行っている加藤安彦氏に講義していただき、方法や課題について学習することが出来た。(2)ネット用語に関するアンケート調査を首都圏・関西・広島で実施し、大学生と保護者世代の資料を収集し、地域性や世代差についての分析を始めた。3地域の資料数にはわずかに差があるが、時間・空間を超えるものとのイメージのあるネット用語にどのような地域性があるか、また「バーチャルな若者語」と実質的な若者語との違いなどがあきらかになりつつある。(3)中国の研究チームは、南京市内で、日本と同様のアンケート調査と分析を行った。(4)年度末(平成24年3月)に、東京で研究成果報告会を実施し、 日本での調査結果分析を報告するとともに、王玲(南京大学)を招聘して、南京調査の結果を報告してもらった。また中国のネットテキストの種々の「文体」に関する報告もしてもらった。そして、平成24年度の研究計画を議論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請時に研究計画として記した、平成23年度の研究計画を実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
ネット用語の地域差等の分析を、日中双方ですすめるとともに、メールテキストのデータベース化をすすめ、テキストの分析を急ぎたい。 また、今年度末には、上海で開催されるアジア未来会議のセッションとして採択されているので、広くアジアを対象とした研究に拡大したい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、アジア未来会議が開催される上海への旅費が中心となる。その他では、打ち合わせ会の旅費、アンケート集計費用等が必要である。
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