2011 Fiscal Year Research-status Report
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23652103
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
角岡 賢一 龍谷大学, 経営学部, 教授 (70278505)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 音調の機能 |
Research Abstract |
研究成果として『龍谷紀要』第三十三巻第一号(2011年9月刊行)に、An Acoustic Analysis of the Punch Line Paratone in English Jokes. と題する英語論文を発表した。『龍谷紀要』第三十三巻第二号(2012年3月刊行)には、An Acoustic Analysis of the Punch Line Paratone in the Japanese Kobanashi Stories. と題する英語論文を発表した。『龍谷大学国際センター研究年報』第二十一号に、「日本語小咄の音響分析」という論文を投稿中である。同年報は、2012年5月初旬には刊行される予定である。学会活動では、セルビア共和国ベオグラード大学において開催された第三回ベオグラード国際英語音声学者会議において以下の内容で口頭発表を行った。An Acoustic Analysis of the English Jokes
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画で予定していたとおり、初年度は音響分析を中心として進めている。初年度に研究課題に即して公刊した論文は三本であり、ほぼ計画に沿って研究が進められていると考える。海外学会発表も、一回行った。これもほぼ当初の計画通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
二年目は、日本語の落語や小咄の音源を収集して音響分析を継続する。音源は、量的な面も考慮する--今まで以上に、多種の落語や小咄から音源を収集する方が望ましい。音響分析ソフトウェアの精度向上も課題の一つである。現在使用中のソフトウェアは、分析精度が不十分である可能性が考えられる。より精度の高い分析を行うため、新たなソフトウェアを使用することも模索してみたい。 また費用面で許容される範囲内で、学会発表を通じて国内外研究者との交流を図りたい。最新の知見を取り入れ、本課題研究をより意義のあるものにするために、機会を多く作っていきたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は初年度より研究費補助額が減るので、より有意義に予算を立てる。学会発表等で国内研究者との交流を図るため、一定程度の旅費を確保する。海外学会への旅費については、当初より今回の科学研究費補助金で支出する予定ではなかったので、個人研究費などで手当てするものとする。備品は、研究書など資料購入を中心とする。
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Research Products
(3 results)