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2012 Fiscal Year Research-status Report

エージェントを介した双方向・適応型日本語Eラーニングシステムの研究と開発

Research Project

Project/Area Number 23652111
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

今井 新悟  筑波大学, 人文社会系, 教授 (50346582)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古川 雅子  筑波大学, 留学生センター, 研究員 (20617287)
堀 聖司  筑波大学, 留学生センター, 研究員 (40396859)
Keywords教育工学 / 日本語教育 / eラーニング / エージェント / アバター / 仮想空間 / 音声認識
Research Abstract

1.1. 本研究課題を遂行するためのシステムとして、アクションパーツデータベースを含むMMDAgentフォーマットによる構築と3D仮想空間を用いたコミュニケーションツールであるSITECUBEを利用しての構築について比較・評価した。その結果、特に音声認識については、Google音声認識APIの精度向上があり、今後も向上が望め、SITECUBEにその組み込みが可能であることを確認できたため、SITECUBEを導入してカスタマイズした方が日本語教育での実用化可能性が高いと判断した。
1.2. 上記の評価結果を受け、SITECUBEを導入し、GoogleChromeへの対応、非母語話者への対応などのカスタマイズを行った。また、タイピング入力によるチャットの機能の動作確認を行った。
2.1. Learning Management System (LMS)へGoogle音声認識APIの組み込みを行い、継続してチューニングを行った。
2.2. LMSの動作を評価し、改良すべき項目を明らかにした。また、コンテンツの評価を行い、特に、エージェントの機能について評価した。エージェントは2Dながらも、写実的なものと、2~3身等にデフォルメした2種類が使われている。前者は学習者との対面場面に、後者は教室などの仮想空間での利用に適していることが確認された。2種類のエージェントを使い分けることにより、eラーニングのモニター画面の限られたスペースを無駄なく有効に活用できることも確認された。以上の通り、エージェントに関する評価を中心に行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

筑波大学留学生センターが認定を受けた「大学共同利用拠点 日本語・日本事情遠隔教育拠点」でエージェントを利用したeラーニング教材を制作中であり、本研究代表者がそのプロジェクトの責任者となっていることから、本研究と同拠点事業とを連携して推進した。そのため、本研究では、特にエージェント利用部分についての理論的な研究と制作されたエージェントの評価を中心に行うこととした。その結果、制作にかける本研究課題の負担が軽減され、理論的、実践的な評価を中心に十分に目的を達成できている。

Strategy for Future Research Activity

新たに導入したSITECUBEのカスタマイズに関して理論的な側面から考察する。エージェントについては、人のアバターとしてのエージェントおよびロボット・エージェントと呼ばれる仮想空間内に存在して自動でアバター・エージェントとコミュニケーションするものをについて評価する。ロボット・エージェントとのコミュケーションにはGoogle音声認識APIを利用し、問答パターンを予め想定して組み込む予定であり、このようにしてドメインを限定することにより、音声認識技術の不備を補い、応答が自然にできるようにする方法について研究する。また、問答パターンは学習者のレベルによってその使用できる文型・語彙を考慮して作成する。これによって、レベルの低い学習者でもコミュニケーションの達成感が得られるように工夫する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度使用額が生じた理由:一部3月末に使用した費用の支出が決まっている。また、研究打ち合わせが不要になったため、その予算分が次年度使用額として生じている。
使用計画:
本研究を推進するための情報収集および成果発表のための出張費。
SITECUBE内に作製するオブジェクトについて、その製作に関する資料購入費。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 日本語学習システム構築におけるe-learning2.0の視点からの検討2013

    • Author(s)
      今井新悟
    • Organizer
      教育システム情報学会2012年度第5回研究会
    • Place of Presentation
      東北大学
    • Year and Date
      2013-01-12
  • [Presentation] 日本語学習者のための音声認識技術を用いた発話練習教材の開発2013

    • Author(s)
      古川雅子, Son Pham Thanh, 今井新悟
    • Organizer
      教育システム情報学会2012年度第5回研究会
    • Place of Presentation
      東北大学
    • Year and Date
      2013-01-12

URL: 

Published: 2014-07-24  

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