2013 Fiscal Year Research-status Report
日本人チューターと中国人・韓国人留学生のミスコミュニケーションとその回避
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23652112
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
堀尾 佳以 宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (10513880)
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Keywords | 留学生と日本人チューター / 異文化相互理解 / 初級教材 |
Research Abstract |
留学生および日本人チューターの間に起こる諸問題を洗い出し、特に日本語の表現に関する齟齬について研究・調査を行ってきた。留学生及び日本人チューター双方への指導に使用する教科書の内容について、調査やミスコミュニケーションが起こる状況は把握できた。 留学生向けの教材としては、初級をターゲットとした教材を作成し、実際の授業で使用した。H25年度前期に作り上げ、後期に使用したが、再考する必要がある項目もあったため、H26年度の前期に訂正版を使用し、指導する。 日本人チューター向けの教材は、留学生向けのものと視点が異なるが、時間や金銭感覚に関する相違を知識として知る事で、それらに起因するミスコミュニケーションを防ぐものを作成中である。教科書という形だけでなく、チューターとの顔合わせ時の説明指導にも使用できるよう、パワーポイントでもまとめている。 初級教材に関しては、2014年日本語教育学会国際大会(シドニーにて開催)で初級レベルからの異文化相互理解教育の必要性と、ミスコミュニケーション回避について発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
作成中の教科書を精査する為、更に半期使用して検討する。その教科書(最終版)の印刷製本代を確保する為、未使用額が発生した。
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Strategy for Future Research Activity |
結果を反映した教科書の内容吟味の為に25年度後期の授業で半期、実際に使用した。より良いものにするため、26年度前期に、再度使用してから最終の形を作りたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
作成中の教科書を精査する為、更に半期使用して検討する。その教科書(最終版)の印刷製本代を確保する為、未使用額が発生した。 留学生および日本人チューター向けの教科書を完成させ、その印刷製本に使用する。
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