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2014 Fiscal Year Annual Research Report

日本人チューターと中国人・韓国人留学生のミスコミュニケーションとその回避

Research Project

Project/Area Number 23652112
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

堀尾 佳以  宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (10513880)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywordsコミュニケーション構築 / 初級日本語学習者向け教科書
Outline of Annual Research Achievements

平成25年度までの研究結果を踏まえた、初級の日本語学習者向けの教科書を作成した。平成26年度は、その教科書を実際に使用し、内容を吟味した。教科書の特徴は以下の3点である。
1.コミュニケーションのための内容:個々の状況で必要になる日本語能力を身につけるだけでなく、日本人とより良い人間関係を構築するために必要なコミュニケーションについて初級レベルから学べるよう内容を取り上げた。「初対面での声のかけ方」や「お礼」についてだけでなく、ジェスチャーによる感じ方の違いについても学べるようにした。
2.使えない表現や聞き手への配慮:「先生に相談する」「飲み会に参加する」「時間を守る」といったコミュニケーションの具体的な場面を設定し、日本人の考え方について伝えた。例えば、飲み会では「割り勘」が好まれ、「おごる」ことには特別な意味があること。約束の時間よりも早く来る人が多く、遅れてしまった場合の謝り方など、中国や韓国との違いだけでなく、日本人と外国人の感覚の違いについても言及した。日本語の文法としては間違っていない場合であっても、使わない表現や聞き手に配慮した使い方を学べるよう工夫した。
3.フィールドワークでの実践:座学で知識を学ぶだけでなく、実際にフィールドワークを行った。「地域の魅力」を発信する発表練習や、「ピザを注文する」といった実生活でも使用できるものなどを練習した上で使用した。学習者が学んだ表現を使用する機会を作り、応用することで自分のものとして使えるようになった。
今後は、教科書の内容を更に充実させるとともに、内容について改訂し、出版を目指す。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 留学生と日本人の円滑なコミュニケーションのために -初級テキスト実践報告及び分析-2015

    • Author(s)
      堀尾 佳以、北村 優子
    • Organizer
      東アジア日本語教育日本文化研究学会
    • Place of Presentation
      西南学院大学
    • Year and Date
      2015-08-22
  • [Presentation] 留学生・日本人チューターの円滑なコミュニケーションのために2014

    • Author(s)
      堀尾 佳以
    • Organizer
      ICJLE Conference
    • Place of Presentation
      UTS : シドニー工科大学
    • Year and Date
      2014-07-11

URL: 

Published: 2016-06-01  

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