2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23652121
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
柳澤 好昭 明海大学, 外国語学部, 教授 (80249911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木山 三佳 明海大学, 外国語学部, 准教授 (60438801)
中川 仁 明海大学, 外国語学部, 准教授 (80348185)
西川 寛之 明海大学, 外国語学部, 講師 (30387302)
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Keywords | レポート・ジャパニーズ / ラポート・ジャパニーズ / 課題達成型測定 / 共創活動 / 協働 / 就活 / レーダー・チャート式 / メラビアンの法則 |
Research Abstract |
企業における職務遂行判定基準(各種Can-Do-Statement),CEFR,ACTFL-OPI,Foreign Language Oral Skills Evaluation Matrix,Student Oral Proficiency Assessment,CJSTに関する検討,英国職業能力評価制度(NVQ)の検討,臨地調査で収集した話し言葉データ(非母語話者200人100時間分,母語話者60人120時間分)の精査を行い,1)円滑なコミュニケーションを行う力の定義と構図,2)ラポート・ジャパニーズとレポート・ジャパニーズの弁別,3)受信情報の解釈(理解と誤解)の言語学的分岐点の検討,4)メラビアンの法則の検討,を行った。 その結果,職務遂行能力と日本語口頭能力とを合致させての測定・評価の対象として,精神的習熟能力(知識と経験により向上する判断力,企画力,折衝力,指導力など),保有能力(基本的修得能力と精神的習熟能力),発揮能力(規律性,責任性,協調性,積極性がなど)の3つの要素,並びに,結果,プロセス,原因の三つの観点から検討し,日本語コミュニケーション場面を抽出した。 その結果,一般の人が簡便に評価できる,学習目標として指導者と学習者双方が活用できる,職務遂行と深く関連する,就活に活用できる指標となる,ということを前提に,①挨拶の優先,②返事・返答の速やかさ,③繰り返し・質問による確認,④量と質のある情報の発信,⑤相槌による発話の促し,⑥共通目標の築き,⑦言いよどみ,間合いの少なさ,⑧リズムカルにやり取り,⑨広い話題への対応,⑩表現の言い換えの10項目を,できる,だいたいできる,できない,の3点で評価し,さらに,般化や推論等の10項目のレーダーチャートが作成できる対面式と電話利用式で共創活動による課題達成型測定方法を作成した。
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