2012 Fiscal Year Research-status Report
韓国の中等教育機関における校内英語定期テスト問題データベースの構築
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23652130
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
靜 哲人 大東文化大学, 外国語学部, 教授 (60270211)
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Keywords | 韓国 / 定期テスト / 英語能力 |
Research Abstract |
平成24年度は中学校レベルの定期テストデータを収集する計画であったが、複数の現地コンタクト先をあたってみたが、残念ながら返答が得られなかった。そこで方針を変更し、昨年度に集中した高校レベルのデータのみをもとにテスト問題のデータベースを作成することとした。 そのため紙ベースで収集してあったテストデータをpdf化し、それをさらにテキストデータ化するという作業が24年度の中心となった。学生アルバイトをつかってすべてのpdfデータをテキスト化し、ワードファイルとして保存することができた。 平成25年度は、そのテキストデータを分類し、活用しやすい形に編集し、冊子化したものを作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初は高校、中学校それぞれ数校を選定し定期テスト問題の収集を行う予定であったが、現地側で、自校の問題を公開する、あるいは授業を公開することに対する抵抗が予想よりも強く、予定したほどの数の問題は収集できていない。 その一方で、収集した範囲の問題から判断すると、その問題形式には驚くほどの等質性があり、これいじょうサンプルを増やすことに大きな意味が見いだせなくなった。それは全国の大学入学の統一試験である、いわゆる修能試験が韓国社会で大きな意味を持っているがために、ほとんどすべての高校の校内定期試験も修能の形式を模しているためのようである。 よってこれ以上サンプルを増やすよりも、収集したサンプル問題を分類することによって、必要十分な情報が得られると判断されるものである。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の作業として、収集した問題を形式別に分類し、修能試験との異同を吟味する。との上で、我が国の高校および中学の英語教員が利用しやすい形に編集した冊子を作成する。冊子は3000部(予定)印刷し、全国の教育センターおよび高等学校に郵送する。その際、内容についての補足説明およびテスト方法についての講義・講演が可能である旨を書き添え、求めがあった場合には現地に出向いて今回作成したデータベースの利用および定期テスト作成における一般的な留意点等についてのセミナーを開催する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費 100,000円 旅費 200,000円 (出張講演会 50,000円*4回) 人件費・謝金 100,000円(問題分類作業、冊子発送作業) その他 500,000円 (冊子印刷費 郵送費)
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Research Products
(1 results)