2013 Fiscal Year Annual Research Report
スタイルとインターラクションを活かす英語学習者方略トレーニング
Project/Area Number |
23652149
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
若本 夏美 同志社女子大学, その他部局等, 教授 (50269768)
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Keywords | Learner Strategies / Learner Styles / Strategying / Strategy Training / MBTI / Extroversion / Introversion |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本人英語学習者のための新たなストラテジー・トレーニング・モデルの理論的及び実践的基礎を構築することにあった。具体的には、研究の知見に基づきつつ、(1)学習スタイルに注視し(2)構成主義及び社会文化的見地(Lantolf, 2000; Vygotsky,1986)から学習者間のインターラクションを組み込み(3)新たなストラテジー・トレーニング・モデルを提唱し、その有効性を検証することを目的とした。当初の計画通り2011年から3年間にわたり平均約17名(2011年度20名、2012年度18名、2013年度14名)の実験参加者に対して、英語運用能力を向上させるストラテジー・トレーニング(Strategying;ストラテジーの協同作業・ディスカッション)を8週間実施し、ディスカッションの内容を量的・質的に分析、あわせて、学習者のストラテジーの変化についてもフォーカス・グループ・インタビューを通して明らかにしようとした。3年間の実験を繰り返しモデルの構築、検証、修正を行った結果日本というEFL環境下で活用できるStrategyingの初期モデルを形成することができた。その成果は2013年8月にJACET(大学英語教育学会)International Convention(京都大学で開催)、2014年3月にはAAAL(アメリカ応用言語学会、ポートランド、オレゴン州・アメリカ合衆国)で発表した。さらに2014年8月にオーストラリア、ブリスベンで開催の第17回 国際応用言語学会オーストラリア大会(The 17th World Congress of Applied Linguistics)で発表する予定である。
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Research Products
(3 results)